九重からバスで帰るときの裏ワザ 前編(各バス路線を比較する)

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今回は、九重連山の玄関口である長者原と牧ノ戸峠から福岡に帰る場合のアクセス方法について考えてみます(下の写真は長者原のトイレ前のスズメ?)。

長者原のトイレのすずめの画像長者原もしくは牧ノ戸峠から福岡に帰るためには、JRを利用するなら最寄駅に、高速バスを利用するなら最寄りの高速バスのバス停まで移動しなければなりません。

長者原(もしくは牧ノ戸峠)から利用できる公共交通機関は日田バス、亀の井バス、産交バス(九州横断バス)の3路線しかありませんから、この3つの路線のうちいずれかの路線に乗車して福岡方面にアクセス可能な駅または高速バスのバス停にたどり着かなければならないわけです。

ところで、長者原・牧ノ戸峠から福岡市内までの公共交通機関の乗り継ぎ方法をまとめると次の表のようになります。

日田バス 産交バス
(九州横断バス)
亀の井バス
牧ノ戸峠発 16:05 18:44 16:02
長者原発 13:15 15:20 16:14 18:53 16:12
豊後中村駅着 14:09 16:14
九重IC着 14:13
道の駅ゆふいん着 16:58
由布院駅前BC着 16:58 19:45 17:05
 別府駅前着 17:56 20:39 18:02
 別府北浜着 17:53 20:36 18:12
  福岡方面行きの公共交通機関に乗り換える(カッコ内は福岡到着時刻) 
JR由布院駅 JR在来線に乗換え
由布院駅前BC 17:00
ゆふいん号
(19:18着)
道の駅ゆふいん 17:07
ゆふいん号
(19:18着)
由布院インター 17:11
とよのくに号
(19:15着)
JR豊後中村駅 JR在来線に乗換え
九重IC 15:22
とよのくに号
(17:15着)
別府駅または
別府北浜バス停
とよのくに号またはJR在来線に乗換え

まず、「高速バスではなくてJRで帰りたい」という人は何も問題ありません。上の表で長者原・牧ノ戸峠を発車するどの時刻のバスに乗っても福岡に帰り着くことができます。最悪でも18:53までに長者原に下山すれば同時刻に長者原を発車する別府行き九州横断バスに乗車して別府からJRを利用して福岡に帰り着くことが可能です。

しかし「どうしても高速バスで帰りたい」とか「JRより高速バスの方が安いから高速バスしか乗らない」という人の場合、すこし問題が出てきます。

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日田バス利用の問題点

日田バス利用の問題点は長者原での発車時刻が早すぎる点です。長者原15:20発の日田バスはJR豊後中村駅止まりですから、九重インターチェンジで福岡行き高速バス「とよのくに号」に乗り継ごうとすると長者原発13:15の便に乗車しなければなりません。長者原までの所要時間を考えると、坊がつるや中岳を遅くとも11までには出立しないと間に合いませんから、九重登山の最終日は「下山するだけ」で終わってしまいもったいない気がします。

産交バス(九州横断バス)利用の問題点

九州横断バス利用の一番の問題は、由布院で福岡行き高速バスに乗り換える時間がほとんどないことです。
福岡行き高速バス「ゆふいん号」の最終便は由布院駅前バスセンターを17:00に発車しますから、牧ノ戸峠16:05発(長者原16:14発)九州横断バスに乗車できたとしても由布院駅前バスセンター到着が16:58となり、乗換時間が2分しかなく九州横断バスの到着が少しでも遅れると高速バスに乗り遅れてしまいます。
九州横断バスは路線バスではなく熊本~別府間を往来する観光用の高速バスなのでトイレ休憩などを挟みながら運行していますから16:58に(またはそれより早く)由布院に到着することは難しいでしょう。個人的には由布院での乗継ぎは不可能だと思います。

また、九州横断バスに別府まで乗車して別府北浜から福岡行き高速バスに乗車することも可能ですが、その場合別府までバスに乗るわけですからその分運賃がかさんでしまいます。
日田バスの場合、長者原からJR豊後中村駅まで910円(九重ICまで920円)で行けますが、九州横断バスで別府まで行くと長者原乗車で1800円(牧ノ戸なら1950円)必要となります。
福岡までの高速バスは別府から乗車しても九重ICや道の駅ゆふいんなどから乗車しても2,000円(4枚つづり回数券を購入した場合の1枚当たりの価格)で同額ですから、九州横断バスで別府まで行き高速バスに乗り換える場合の方が日田バスを利用して九重ICで高速バスに乗り換える場合よりも総額で約900円割増しになっていしまいます。

さらに九州横断バスの別府北浜到着は17:53ですから、18:33別府北浜発福岡行き高速バスに乗車できたとしても福岡着が21:13となり遅すぎます。

亀の井バス利用の問題点

16:02牧ノ戸峠発(16:12長者原発)の別府方面行き亀の井バスに乗車した場合は「道の駅ゆふいん」到着が16:58となります。この時刻であれば「道の駅ゆふいん」を17:07に発車する福岡行き高速バス「ゆふいん号」の最終便か、「由布院インター」を17:11に発車する福岡行き高速バス「とよのくに号」に乗り継ぐことが可能です(ちなみに道の駅ゆふいんまでの運賃は牧ノ戸峠乗車で1,200円、長者原乗車で1,050円)。

しかし、この牧ノ戸峠~別府間を往来する亀の井バスの「くじゅう高原線」は12月から2月末までの期間、由布院駅前バスセンター止まりとなっています。すなわち12月から2月末までの期間は牧ノ戸峠・長者原から亀の井バスに乗車することはできませんので、この期間は「道の駅ゆふいん」または「由布院インター」での乗り継ぎは不可能ということになってしまいます。

また、別府まで乗って別府北浜から福岡行き高速バスに乗車することも可能ですが、その場合の別府までの運賃は長者原乗車で1,200円(牧ノ戸峠なら1,300円)となり日田バスでJR豊後中村駅や九重ICまで行く場合より約300400円高くなってしまいます。(なお「産交バス利用の問題点」にも記載しましたが、福岡までの高速バスは4枚つづり回数券(博多バスターミナル3Fの窓口で8,000円で購入可。1枚あたり2,000円で有効期限なし、福岡~別府大分間だけでなく福岡~由布院間の高速バスにも利用可)を利用すれば別府から乗っても由布院から乗っても値段は変わりません)。
それに、別府着が18時を過ぎてしまうので福岡行き高速バス18:33別府北浜発の便に乗車できたとしても福岡着が21:13となり遅すぎます。

それでは、下山時間がそれほど速いわけでもなく、福岡にそこそこ早く帰ることができて、しかも割安で、なおかつ12月から2月の期間でも利用可能な乗継方法はないのでしょうか?

あります。

それは、日田バスの15:20長者原発の便を利用する方法です。

この時間であれば下山時間が早すぎることもありません。
別府まで行くわけではないので運賃も910円ですみますし、この時間なら福岡への到着も早そうです。

それに、日田バスは亀の井バスと異なり12月から2月末の期間でも長者原まで乗り入れているので大雪でも降らない限り乗車可能です(ちなみに日田バスも12月21日~2月末までの期間は九重登山口~牧ノ戸峠間は運休してます)。

ただし、前述したとおりこの便はJR豊後中村駅止まりなので豊後中村駅から九重ICまでどうやって移動するかが問題です。

どうするか・・・

歩きましょう。徒歩です。

実は、JR豊後中村駅から九重ICまではそれほど遠くありません。徒歩でも1520分程度で到着します。

今回はそのJR豊後中村駅から九重ICまで徒歩でアクセスする方法をご紹介します・・・

と思ったのですが、前え置きが長くなってしまったので後編に続く・・・
後編≫九重からバスで帰るときの裏ワザ 後編(九重インターまで歩く)


ちなみに・・・
九重連山の登山口、長者原・牧ノ戸峠にアクセスする方法はこちらの記事でもご確認いただけます。
九重の登山口 長者原と牧ノ戸峠へのアクセス※別府発着
九重の登山口 長者原と牧ノ戸峠へのアクセス※由布院発着
九重の登山口 長者原と牧ノ戸峠※九重インター・豊後中村駅発着


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