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福岡空港で野宿したいなら…送迎無料の「月の湯」へ

※このページで紹介している「月の湯」は2022年2月28日をもって閉店してしまったそうです。現在は利用できませんのでご注意ください。

ジェットスターやピーチなど、いわゆる格安航空会社(LCC)のチケットは搭乗を予定している日付や時間帯によって価格にばらつきがあり、早朝や夜遅くの便は日中の便よりも比較的価格が安い傾向にあります。

そのため、より安いチケットを購入しようと考える貧乏旅行者のなかには、当初の予定と異なり早朝の便を利用することになったものの始発で出ても間に合わないのでやむを得ず空港で前泊が必要になってえらい目に遭った…といったり、その逆に夜遅くの便を利用せざるを得なくなってしまったことから夜遅くに空港に着いてしまい宿泊施設を探しまくるはめになってチョー疲れたことがある……、といったような経験は誰しも一度はあるのではないでしょうか?

成田や関空など24時間稼働している空港では空港内のベンチや待合所で夜を明かすこともできますので、旅慣れた人であれば空港で”野宿”するというのも可能ですが、福岡空港ではそうはいきません。

ちなみに、成田空港で野宿したい場合は『成田空港で野宿できる(無料で泊まる)最適な場所とは?』のページを参考にしてください。

九州の玄関口とはいっても福岡空港は24時間営業ではないため”空港野宿”ができないからです。

幸い、福岡空港は博多や天神など福岡市の中心部まで距離的に近いので(福岡空港から博多までは地下鉄で2駅しかありません)、福岡空港から早朝の便に搭乗したり、福岡空港に夜遅くの便で到着したような場合には、福岡空港から博多や天神など福岡市の中心部までバスや地下鉄、タクシーなどで移動してホテルに泊まったり、ネットカフェで一夜を明かすのも比較的簡単でしょう。

しかし、格安航空会社のチケットで早朝ないし夜遅くの便を利用したいと考えているような貧乏旅行者の皆さんにとっては、出来る限り”タダ”で泊まりたいと思うのが”人の世の常”というものです。

そんな折り、どっかいいとこないかな~と探していたら「無料」とまではいかないまでも、700円という破格の値段で宿泊できる施設を見つけてしまいました。

みなさん、福岡空港の近くにある”月の湯”って知ってますか?

なお、このページは”月の湯”という特定の施設をレポートしていますが、いわゆる”ステマ”ではございません。月の湯さんからは1円も貰っていませんので誤解なさらないようにお願いいたします…

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「月の湯」とは?

”月の湯”とは、福岡空港の国内線ターミナルから南東に約1kmほどのところにある入浴施設のことをいいます。

月の湯(福岡空港そば)

いわゆる「スーパー銭湯」的なもので、大江戸温泉物語的なものを想像してもらえば間違いありません。

福岡空港からのアクセスは「徒歩」もしくは「無料の送迎バス」で!

”月の湯”は、福岡空港の国内線ターミナルから1kmほどしか離れていませんので歩いても十分アクセスできますが(15分ぐらい)、無料の送迎バスが運行されていますのでこれを使わない手はありません(※一人でもOKです)。

月の湯の送迎バス(月の湯の無料の送迎バス)

送迎バスの待ち合わせ場所は国内線第2ターミナルの「到着口/南」、ターミナルから外に出たタクシー乗り場の南側に設置されている「郵便ポスト」の前となっており、ポストの前から月の湯に電話すると10分ほどで迎えに来てくれます。

福岡空港第2ターミナル到着口南の郵便ポスト前

取材時(2017年5月)、福岡空港では大規模な改修工事が行われていたため工事終了後は待ち合わせ場所が変更されるかもしれませんが、現在は下の案内板の「現在地」の場所が送迎バスの待ち合わせ場所となっています。

福岡空港第2ターミナル到着口南の郵便ポスト前に設置されている案内板

ちなみに、送迎場所の郵便ポストの向かい側には下の画像の看板が見えますので、郵便ポストの場所がわからないときは下の画像の看板が見える位置まで歩くと郵便ポストを見つけられると思います。

福岡空港国内線ターミナル出口の郵便ポストから見る看板

月の湯の利用料金と営業時間は?

月の湯の利用料金は大人700円(※土日祝は750円)。

700円さえ支払えば営業時間であるAM10:00から翌朝07:30まで過ごすことができるので、格安で時間を潰すことが可能です。

追加の700円で「お食事処」の休憩室での”野宿”が可能

月の湯は大江戸温泉物語のような大規模なスーパー銭湯ではありませんので7~8人座れば満席になるような畳8畳分ほどの広さの休憩室しか常設されていません(しかもこの常設の休憩室では「寝そべり」が禁止されているため寝転ぶことができません)。

もっとも、23時以降は施設内の「お食事処(レストラン)」の畳の部屋が「寝そべりOKの休憩室」として解放されますので、翌朝までグッスリ眠ることができます。

ただし、「お食事処」の”寝そべりOK休憩室”を利用するためには最初に支払う700円の入浴料とは別に700円を追加で支払う必要がありますので、合計1,400円の出費は覚悟する必要があります。

ただし、翌朝の福岡空港までの送迎はありません。

注意点は、翌朝は空港までの送迎がないことです。

月の湯の営業時間は前述したとおりAM10:00から翌朝07:30までなので、朝の7:30になったら外に出なければなりませんが、朝は営業時間が終了しているためか空港までの送迎がないので翌朝の便に搭乗したい場合は月の湯から空港まで徒歩で移動する必要があります(もしくはタクシーを呼ぶ)。

もっとも、前述したとおり空港までは1kmほどしかありませんし、月の湯の隣のセブンイレブンの角を右折して空港横の車道を20分ほどまっすぐ歩けば福岡空港の国内線ターミナルに着きますのでそれほど苦にはならないでしょう。

ちなみに、月の湯の隣のセブンイレブンは店内にイートインスペースが設けられていますので翌朝の朝食に関してもまったく心配ありません。もちろんトイレも使えますので食後のう○こ問題もクリアです。

なお、月の湯から福岡空港までの道順はこんな感じになります。

天神・博多周辺のネットカフェを利用する場合と比較して…

ちなみに、福岡空港周辺の格安宿泊手段としては、博多や中州、天神など福岡市の中心部まで移動してネットカフェを利用するという手もありますが、福岡空港から博多駅もしくは中州、天神までの地下鉄代(260円)とネットカフェ料金(ナイトパック5~6時間で2,000~2,900円程度)を考えると、月の湯を利用する方がかなり「お得」かな、と思います。

 

ワンポイントアドバイス

月の湯には脱衣所のコインロッカー(100円入れて後で戻ってくるやつ)しか無かったように記憶していますので、大きな荷物がある場合は空港のコインロッカーに預けておいた方が良いかもしれません。

月の湯さんで荷物の預かりが可能か否かについては分かりかねますので、気になる方は事前に問い合わせたほうがよいでしょう。

コラム
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