南牧村の北にそびえる黒瀧山(870m)。
切り立った岩稜がハイカーの登頂意欲を掻き立てる西上州の秀峰です。
南牧村は鹿岳や三ツ岩岳、桧沢岳、烏帽子岳など数多くの岩峰をその域内に揃えていますが、その中でも最も危険度の高い部類に入る山岳がこの黒瀧山です。
黒瀧山は五老峰とも呼ばれる「観音岩」「九十九谷の岩壁」「馬ノ背渡り」「鷹ノ巣山の絶壁」「幕岩」などの岩稜全体の総称だそうで(※山と渓谷社「新分県登山ガイド改定版9群馬県の山116頁より)、その山頂に連なる岩稜は高度感あふれるスリリングなハイキングが楽しめるとあって北関東でも有数のトレッキングポイントとして親しまれています。
黒瀧山の登山ルートは東西から登山コースに入ることができますが、東側からアプローチする場合は東側中腹にたたずむ不動寺から入山することが可能です。
(📷 画像は黒瀧山の東側の登山口となる不動寺の山門)
登山口となる不動寺に直接アクセスする路線バスはありませんのでマイカーやレンタカーがあると便利ですが、東山麓の県道45号線を走る南牧村の村営バスのバス停から5kmほどしか離れていませんので公共交通機関を利用したハイキングも不可能ではありません。
そこで今回は、黒瀧山の登山口となる不動寺(不動寺登山口)に南牧村の村営バス(南牧バス)を利用してアクセスする方法をご紹介することにいたしましょう。
なお、今回は新宿駅発着のアクセス方法となりますので、福岡市内から新宿(東京)までのアクセス方法についてはこちらのページを参考にしてください。
▶ 福岡から東京にアクセスする方法(ジェットスター航空を使う)
ちなみに、黒瀧山に西側の上底瀬や九十九谷登山口から入山する場合はこちらのページを参考にしてください。
▶ 黒瀧山の上底瀬・下底瀬・九十九谷登山口にアクセスする方法
登山口データ | |
アクセス難易度 | 😭😭😭 |
山岳名 | 黒瀧山 |
登山口名 | 不動寺(不動寺登山口) |
最寄りバス停 | 小沢橋バス停(南牧村村営バス「南牧バス」) |
最寄り駅 | 下仁田駅(上信電鉄) |
黒瀧山の登山口 不動寺に南牧バスを利用してアクセスする方法
~ 上信電鉄の下仁田駅から南牧村の村営バス(南牧バス)に乗る ~
STEP1
(新宿駅から下仁田駅まで)
新宿駅からJR山手線(池袋方面)に乗車し、池袋駅でJR埼京線(川越行き)に、赤羽駅でJR高崎線(高崎行き)に乗り継ぎ、高崎駅で上信電鉄(下仁田行き)に乗り換えて、終点の下仁田駅で下車する。
※ 運賃は3,050円(JR区間1,940円、上信電鉄区間1,110円)。
※上記の他にも新宿駅からJR湘南新宿ラインの特別快速(高崎行き)に乗車し、高崎駅で上信電鉄(下仁田行き)に乗り換える方法(運賃同額)などもあります。
STEP2
(下仁田駅から小沢橋まで)
下仁田駅バス停から南牧村の運行する「熊倉」「勧能」「雨沢」行き村営バス(南牧バス)に乗車し、小沢橋で降車する。
※ 運賃は200円。
📷 下仁田駅バス停(https://goo.gl/maps/hBfbsHohmXm)。
※バス停は駅北口にあります。
📷 小沢橋バス停(https://goo.gl/maps/x2zX9tQ3Uq7Gs2A29)。
⌚ 村営バスの時刻表はこちらのページに掲載したものを参考にしてください。
STEP3
(小沢橋バス停から不動寺まで)
小沢橋バス停から黒瀧山の登山口となる不動寺(不動寺登山口)まで歩く。
小沢橋でバスを降車したら、バス停のすぐ北側にあるT字路を右に入り橋を渡ってください。
小沢橋バス停横の橋を渡ったら左折する橋を渡ったら、突き当りのT字路を左折して県道202号線を道なりにまっすぐ進みましょう。
県道202号線を道なりにまっすぐ進み、黒瀧山(不動寺)への分岐T字路に着いたら、T字路を左折して黒瀧山方面に進んでください。
(※ちなみに、このT字路左側にある消防団の倉庫横にトイレがあります)
道なりに県道202号線を進むと分岐がありますが、ここは右に進みましょう。
(※駐車場は無料で、10台以上停められます。トイレもあります。)
小沢橋バス停から黒瀧山の登山口となる不動寺(不動寺登山口)までの道順はこんな感じです。
ワンポイントアドバイス
不動寺の山門の天井画について
不動寺の山門には狩野派の天井画が描かれています。
龍と…
寅が描かれていますので、訪れた際は是非山門の天井を見上げてみてください。
参考サイト
JR東日本
https://www.jreast.co.jp/