愛知県の設楽町北部にたたずむ碁盤石山(1189.4m)。
古くから天狗伝説の残る霊峰としても親しまれた碁盤石山は現在では複数の登山道が整備される愛知県内でも有数のハイキングスポットとして有名ですが、一般的には南山麓の東納庫登山口を起点にピストンコースで登られることが多いようです。
(📷 画像は碁盤石山の東納庫登山口)
碁盤石山は交通の不便なところに位置していますのでアクセスにはマイカーやレンタカーを利用するのが一般的ですが、東納庫登山口から6kmほど東の津具(上津具)地区や5kmほど西の名倉地区までは設楽町の町営バス(基幹バス)も運行されていますので、そこから2時間程度の車道(林道)歩きを厭わないというのであれば公共交通機関を利用したハイキングも不可能ではありません。
そこで今回は、碁盤石山の東納庫登山口に路線バスとコミュニティバスを乗り継いでアクセスする方法をご紹介することにいたしましょう。
なお、今回は名古屋駅発着のアクセス方法となりますので、福岡市内から名古屋までのアクセス方法についてはこちらのページを参考にしてください。
▶ 福岡から名古屋にアクセスする方法(ジェットスター航空を使う)
登山口データ | |
アクセス難易度 | 😭😭😭😭😭 |
山岳名 | 碁盤石山 |
登山口名 | 東納庫登山口 |
最寄りバス停 | 上津具バス停(おでかけ北設:津具線) |
最寄り駅 | 本長篠駅(JR飯田線) |
碁盤石山の東納庫登山口 にバスでアクセスする方法
~ 本長篠駅から路線バスとコミュニティバスを乗り継ぎ、上津具から歩く ~
STEP1
(名古屋駅から本長篠駅まで)
名鉄線を利用する場合
名鉄名古屋駅から名鉄本線(豊橋行き)に乗車し、国府駅で名鉄豊川線(豊川稲荷方面行き)に乗り継いで、豊川稲荷駅(JR豊川駅)でJR飯田線(天竜峡方面行き)に乗り換えて、本長篠駅で下車する。
※ 運賃は1,610円(名古屋~豊川稲荷1,110円、豊川~本長篠500円)。
JR線を利用する場合
名古屋駅からJR東海道本線(豊橋行き)に乗車し、豊橋駅でJR飯田線(天竜峡行き)に乗り換えて、本長篠駅で下車する。
※ 運賃は1,940円。
STEP2
(本長篠駅前から田口まで)
本長篠駅前バス停から豊鉄バスの運行する「田口」行き路線バス(田口新城線)に乗車し、終点の田口で降車する。
※ 運賃は920円。
※バス停は駅前ではなく本長篠駅前の車道を北に100mほど歩いたところにありますのでご注意ください。
⌚ 路線バスの時刻表はこちらのページに掲載したものを参考にしてください。
▶ 丸山の登山口 つぐ高原グリーンパークにバスでアクセスする方法
STEP3
(田口から上津具まで)
田口バス停から設楽町・東栄町・豊根村が共同で運行する「おでかけ北設(北設楽郡公共交通)」の基幹バス(運行委託先は豊鉄バス)の「津具線(下津具行き)」に乗車し、上津具で降車する。
※ 運賃は300円。
⌚ 基幹バスの時刻表はこちらのページに掲載したものを参考にしてください。
▶ 丸山の登山口 つぐ高原グリーンパークにバスでアクセスする方法
STEP3
(上津具バス停から東納庫登山口まで)
上津具バス停から碁盤石山の東納庫登山口まで歩く。
上津具バス停から碁盤石山の東納庫登山口までの道順はこんな感じです。
ワンポイントアドバイス
名倉方面(国道257号線方面)からアクセスする場合
上記では碁盤石山の東側の津具(上津具)方面からアクセスする場合の乗継方法をレポートいたしましたが、上記以外にも碁盤石山の西側の名倉方面からアクセスすることも可能です。
碁盤石山の西側からアクセスする場合は、国道257号線沿いにある名倉郵便局の少し南のところから東に折れて車道を5kmほど歩くと前述した東納庫登山口に至ります。
国道257号線は、設楽町の田口と豊田市稲武の”どんぐりの湯”の区間を結んでいる設楽町の町営バスが運行されていますので公共交通機関を利用したアクセスも可能です。
ただし、この町営バスは近隣住民の通学や通勤の時間に合わせたダイヤで運行されていますので、東納庫登山口から距離的に一番近いと思われる大平バス停に到着するのが午後以降となってしまうため登山の利用としては使い勝手がよくありません(※大平バス停の時刻表)。
そのため、登山口までのアプローチ方法として考えると、やはり前述したとおり本長篠駅から田口を経由して上津具から歩く方が公共交通機関を利用するアクセス方法としては適していると思われます。
もっとも、バスや電車の乗り継ぎとしては、田口や本長篠駅方面経由で乗り継ぐよりも、稲武の”どんぐりの湯”を経由して豊田市駅まで路線バスで戻る方が距離的にかなり近く運賃も低額になりますので、下山後の公共交通機関の利用としては西側の名倉方面から”どんぐりの湯”に向かう町営バスを利用するのも良いのではないかと思います。
なお、設楽町の田口と豊田市の稲武にある”どんぐりの湯”を結ぶ町営バスの利用方法と、名古屋市内から豊田市駅を経由して”どんぐりの湯”までアクセスする方法についてはこちらのページでレポートしていますので「帰りは”どんぐりの湯”経由で帰りたい」と考えている人は参考にしてください。
▶ 夏焼城ヶ山の登山口 大井平公園とどんぐりの湯へのアクセス方法
国道257号線の名倉方面からアクセスする場合の道順について
国道257号線沿いの名倉方面からアクセスする場合の大平バス停から東納庫登山口までの道順を念のためご紹介しておきます。
100mほど歩いたら、車道の右側に”碁盤石山”を示す道標が設置してあるところがありますので、ここで右折して農道を東に進みましょう。
後は林道をひたすら道なりにまっすぐ進むだけです。
なお、大平バス停から東納庫登山口までの道順はこんな感じになります。
参考サイト
名古屋鉄道(名鉄)
https://top.meitetsu.co.jp/