島田河を南に見下ろす三丘ヶ岳(三丘城(址)・318.8m)と平家ヶ城(300m)。
毛利元政(元就の七男)が関ヶ原の敗戦の後に領主となった、山陽道を守る要衝の山城です。
(📷 画像は南側山裾の広末地区から見る三丘ヶ岳(三丘城址)。広末地区には毛利元政の墓所や毛利元就の歯廟などが点在しています。)
三丘ヶ岳(三丘城址)の登山コースは南側の広末地区にある貞昌寺から山間に入った城山登山口から登るルートがが主に利用されているようですが、北側の中山峠から登るルートを利用する人もいるようです。
登山口までのアクセスは自家用車があると便利ですが、JRの米川駅から徒歩でアクセスすることも可能な距離にありますので、公共交通機関を利用したハイキングも不可能ではありません。
そこで今回は、三丘ヶ岳と平家ヶ城の登山口にアクセスする方法をご紹介することにいたしましょう。
なお、今回は徳山駅からのアクセス方法となりますので、徳山駅までのアクセス方法についてはこちらのページを参考にしてください。
▶ 福岡から防府・徳山・下松にアクセスする方法(JR・高速バス)
登山口データ | |
アクセス難易度 | 😭😭 |
山岳名 | 三丘ヶ岳、平家ヶ城(城山) |
登山口名 | 城山(三丘ヶ岳・平家ヶ城)登山口、中山峠 |
最寄バス停 | 筏場、筏場集会所バス停(防長バス・光市役所前~島田駅~兼清~筏場線) |
最寄駅 | 米川駅(JR岩徳本線) |
三丘ヶ岳(三丘城址)と平家ヶ城の登山口にアクセスする方法
~ JR米川駅から歩く ~
STEP1
(徳山駅から米川駅まで)
徳山駅からJR岩徳本線(上り・岩国方面行き)に乗車し、米川駅で下車する。
※ 運賃は410円。
STEP2
(米川駅から登山口まで)
城山登山口から入山する場合
米川駅から城山登山口まで歩く。
米川駅でJRを下車したら、駅前の県道144号線を西に進みます。
道なりに県道144号線を進み、山陽自動車道の高架下をくぐった先の辺りに筏場のバス停があります。
(※ちなみに、ここから300mほど右に行くと毛利元就の歯を供養した廟があります。元就の歯廟については後述の蛇足をご覧ください。)
田んぼの中の小路を進むと貞昌寺の入口分岐があるので右側の坂を上ります。
米川駅から城山登山口までの道順はこんな感じです(※グーグルマップの都合上、貞昌寺の手前までの道順)。
中山峠から入山する場合
米川駅から中山峠の登山口まで歩く。
中山峠から登る場合は米川駅前の県道144号線を西に進み、駅から1kmほど西にある交差点で右折して県道142号線に入ります。
もっとも、ガイドブックには中山峠から登れると書いてあるのですが、登山道の入口が見当たりませんでしたので中山峠から登る人はご自身で登山道の入口を探してください。
米川駅から中山峠までの道順はこんな感じです。
ワンポイントアドバイス
島田駅から路線バスを利用する場合
上記で紹介したJR米川駅から歩く方法以外に、JR島田駅から路線バスに乗車するアクセス方法があります。
バスの本数が極端に少ないことからこのページではメインのアクセス方法としませんでしたが、念のため路線バスを利用したアクセス方法もご紹介しておきましょう。
Step1
(徳山駅または下松駅から島田駅まで)
徳山駅または下松駅からJR山陽本線(上り・岩国方面行き)に乗車し、島田駅で下車する。
※ 徳山からの運賃は320円(※下松駅から乗車の場合は240円)。
Step2
(島田駅から筏場まで)
島田駅前バス停から、防長バスの運行する「筏場集会所前」行き路線バスに乗車し、筏場で降車する。
※ 運賃は540円。
📷 島田駅前バス停(https://goo.gl/maps/M7GJ25NbDtCFrKxM9)。
※島田駅前バス停は駅から50mほどの車道に出たところにあります。
📷 筏場バス停(https://goo.gl/maps/kEfaRVQTpvwr4ZG68)。
⌚ 路線バスの時刻表を作りましたので参考にしてください。
島田駅前~筏場 路線バス時刻表(※2019年版より抜粋) | |||||
往路 | 復路 | ||||
– | ◎ | ◎ | – | ☆ | ◎ |
島田駅前 | 16:16 | 18:46 | 筏場 | 06:45 | 11:21 |
筏場 | 16:34 | 19:04 | 島田駅前 | 07:03 | 11:39 |
◎:通年運行 ☆:年末年始運休 | |||||
⚠ 時刻表は最新のものを確認してください。 |
蛇足
毛利元就の歯廟について
筏場バス停から橋を渡り、右側に300mほど歩いたところに毛利元就の歯を供養した廟があります。
これは、関ヶ原で敗れ厳封されたことにより新たに三丘の領主となった毛利元政(元就の七男)が、赴任した年がちょうど元就の死後三十三年にあたっていたため、それまで絶えず身に着けていた元就の歯を三丘の山裾(広末)に埋葬し供養したものです。
なお、周辺には元政や家老宍戸家の墓所も点在しています。
参考サイト
JR西日本
https://www.westjr.co.jp/
防長バス(防長交通)
https://www.bochobus.co.jp/
※筏場方面行き路線バスは「周南地域」の「下松・光・徳山駅」の時刻表に掲載されています。
バスゲート(携帯版)|防長交通 バスの時刻表・経路案内のページ
http://busgate.jp/bochobus/?pf=35
※防長バスの時刻表が検索できます。「発」の欄に「島田駅前」、「着」の欄に「筏場」と入力し、調べたい日時を入力して検索してください。
※サイトは携帯版ですが、PCからも検索可能です。