身延山の西方に険しい山容でたたずむ七面山(1982.4m)。
日蓮聖人が開山した霊峰で、古くから多くの法華経信者が足を運んだ山岳信仰の聖地として知られています。
七面大明神が祀られる山頂は現在でも多くの参拝者が訪れる巡礼の地として有名で、七面山の参道(登山コース)は東山麓の羽衣地区にある神力坊から東斜面を直登する表参道と、北側山麓の角瀬地区にある神通坊から北尾根を登る裏参道の2本が整備されています。
(📷 画像は七面山の表参道(神力坊側)の登山口)
七面山の登山口となる羽衣の神力坊(表参道コース入口)と角瀬の神通坊(裏参道コース)までのアクセスはマイカーがあると便利ですが、角瀬の集落までは身延駅方面から奈良田温泉に向かう早川町の乗合バスも停車しますので公共交通機関を利用したアクセスもそれほど難易度は高くありません。
そこで今回は、七面山の登山口となる羽衣の神力坊(表参道入口)と角瀬の神通坊(裏参道入口)に早川町の乗合バスを利用してアクセスする方法をご紹介することにいたしましょう。
なお、今回は甲府駅発着のアクセス方法となりますので、甲府駅までのアクセス方法についてはこちらのページを参考にしてください。
▶ 甲府・竜王に東京・名古屋・大阪からバスでアクセスする方法
登山口データ | |
アクセス難易度 | 😭😭 |
山岳名 | 七面山(しちめんざん) |
登山口名 | 表参道入口(羽衣の神力坊)、裏参道入口(角瀬の神通坊) |
最寄りバス停 | 七面山登山口バス停(早川町乗合バス:身延駅~奈良田温泉線) |
最寄り駅 | 下部温泉駅(JR身延線) |
七面山の登山口(表・裏参道)にバスでアクセスする方法
~ 下部温泉駅または身延駅から早川町の乗合バスに乗る ~
STEP1
(甲府駅から下部温泉駅または身延駅まで)
甲府駅からJR身延線(静岡、身延方面行き)に乗車し、下部温泉駅または身延駅で下車する。
※ 下部温泉駅までの運賃は670円、身延駅までは840円。
※新宿から身延駅までは高速バスも運行されていますので甲府駅でJR線に乗り換えるのではなくバスタ新宿から直接身延駅まで高速バス1本でアクセスすることも可能です。
なお、新宿から身延駅(※身延駅での降車バス停は「身延バス停」になる)まで高速バスを利用してアクセスする方法についてはこちらのページでレポートしていますので参考にしてください。
▶ 身延山の登山口 久遠寺の菩提梯と妙石坊にアクセスする方法
STEP2
(下部温泉駅または身延駅から七面山登山口まで)
下部温泉駅または身延駅から早川町の運行する「奈良田温泉」方面行き乗合バス(早川町乗合バス)に乗車し、「七面山登山口」で降車する。
※ 下部温泉駅からの運賃は400円、身延駅からは600円。
📷 下部温泉駅バス停(https://goo.gl/maps/uwy9hs3zHPE2)。
📷 身延駅バス停(http://goo.gl/maps/3ohbv)。
📷 七面山登山口バス停(https://goo.gl/maps/sfqSiutSHPB2)。
⏰ 乗合バスの時刻表はこちらのページに掲載したものを参考にしてください。
STEP3
(七面山登山口から神力坊または神通坊まで)
七面山登山口バス停から七面山の表参道の入口となる神力坊まで、または裏参道の入口となる神通坊まで歩く。
表参道(神力坊)から七面山の参拝路に入る場合
表参道(神力坊)から七面山の奥ノ院に登る場合は、七面山登山口バス停から十字路を山側にまっすぐ歩いてください。
すぐ先に裏参道(神通坊)に向かう分岐がありますが、そのまま車道を直進しましょう。
(※ここを右に入ると裏参道の入口に至ります※後述します)
バス停から3kmほど川沿いの車道を直進すると、広い駐車場に到着。
車道はそのすぐ先で右に鋭角にカーブしますので、ここで右の方に進まずに正面の小路に入って下さい。
200mほどまっすぐ進み、車道が行き止まりになったところで右に入るとお堂があります。
七面山登山口バス停から七面山の表参道コースの登山口となる神力坊までの道順はこんな感じです。
裏参道(神通坊)から七面山の参拝路に入る場合
裏参道(神通坊)から七面山の奥ノ院を目指す場合は、前述した七面山登山口バス停の少し先のT字路を右に入ってください。
ここが七面山の裏参道入口となりますので、ここから七面山の奥ノ院に続くトレイルに入ってください。
七面山登山口バス停から七面山の神通坊側の裏参道登山口までの道順はこんな感じです。