奥多摩の山中にひっそりと佇む蕎麦粒山(1472.9m)。
西にそびえる雲取山へ続く埼玉と東京の都県境の奥多摩の尾根上に鎮座する中級山岳で、そのアクセスの不便さから登山者も少ないことから静かなハイキングが楽しみたい熟練ハイカーに親しまれている奥多摩の秀峰です。
関東ではマイナーな山岳であるものの蕎麦粒山の登山ルートはいくつか存在しているようですが、埼玉県側からアプローチする場合は蕎麦粒山の北東に位置する有間峠から登山道に入ることが可能です。
(📷 画像は有間峠へのアプローチの起点となる名栗湖(有間ダム))
有間峠まで直接アクセスする路線バスはありませんのでアクセスにはマイカーかレンタカーが便利ですが、有間峠から15kmほど東にある名栗湖の東側を通る県道53号線までは路線バスも運行されていますので長距離の林道歩きを厭わないというのであれば公共交通機関を利用した登山も不可能ではありません。
そこで今回は、蕎麦粒山の登山口となる有間峠と名栗湖(有馬ダム)に路線バスを利用してアクセスする方法をご紹介することにいたしましょう。
なお、今回は新宿駅発着のアクセス方法となりますので、福岡市内から新宿(東京)までのアクセス方法についてはこちらのページを参考にしてください。
▶ 福岡から東京にアクセスする方法(ジェットスター航空を使う)
ちなみに、蕎麦粒山に南側の奥多摩方面から登る場合はこちらを参考にしてください。
▶ 蕎麦粒山の登山口 川乗橋にバスでアクセスする方法
登山口データ | |
アクセス難易度 | 😭😭😭😭 |
山岳名 | 蕎麦粒山 |
登山口名 | 有馬峠(第一・第二・第三登山口)、名栗湖(有馬ダム) |
最寄りバス停 | さわらびの湯、河又名栗湖入口バス停(国際興業バス) |
最寄り駅 | – |
蕎麦粒山の登山口 有馬峠と名栗湖にバスでアクセスする方法
~ 飯能駅から路線バスに乗る ~
STEP1
(新宿駅から飯能駅まで)
新宿駅からJR山手線に乗車し、池袋駅で西武池袋・秩父線(急行飯能行)に乗り換えて、飯能駅で下車する。
※運賃は新宿~池袋160円、池袋~飯能480円。
※池袋駅から飯能駅まで西武池袋線の特急ちちぶ(西武秩父行)に乗車しても構いません(※指定席券が別途必要)。
※西武新宿駅から西武新宿線(本川越行)に乗車し、所沢駅で西武池袋・秩父線(飯能行)に乗り継ぐ方法などもあります(※この場合の運賃は510円)。
STEP2
(飯能駅からさわらびの湯まで)
飯能駅北口2番のりばバス停から国際興業バスの運行する「湯の沢」「名郷」「名栗車庫」方面行き路線バスの「さわらびの湯経由」に乗車し、「さわらびの湯」で降車する。
※「さわらびの湯経由」のバスに乗れない場合は「河又名栗湖入口」バス停で降車してください。
※ 運賃は630円。
📷 飯能駅北口2番のりば(https://goo.gl/maps/U28cdWC4reD2)。
📷 河又名栗湖入口バス停(https://goo.gl/maps/GvVbBDu5ULyCTsqTA)。
📷 さわらびの湯バス停(https://goo.gl/maps/dDGDU23SjXu)。
⏰ さわらびの湯バス停の路線バスの時刻表はこちらのページに一部掲載しています。参考にしてください。
▶ 有間山の鳥首峠登山口と名郷の蕨山登山口にアクセスする方法
STEP3
(さわらびの湯または河又名栗湖入口から有間峠まで)
”さわらびの湯”または”河又名栗湖入口”バス停から蕎麦粒山の登山口となる有間峠まで歩く。
※ここでは、「さわらびの湯経由」のバスに乗れない場合も想定し、河又名栗湖入口バス停からさわらびの湯バス停を経由して棒ノ折山(棒ノ嶺)の登山口となる白谷橋まで歩く場合の道順をご紹介しておきます。
赤い欄干の橋を渡ったすぐ先で公衆トイレを左に見送り、道なりに車道を直進すると…
さわらびの湯バス停を左に見送り車道をそのまま直進すれば…
さわらびの湯の入口から500mほど歩いたところで有間ダム(名栗湖)の入口に到着です。
あとは名栗湖を左に見ながら湖畔の車道を奥に進み、有間峠を目指してください。
河又名栗湖入口バス停からさわらびの湯バス停を経由して蕎麦粒山の登山口となる有間峠までの道順はこんな感じです(※グーグルマップの仕様上、名栗湖の南岸沿いの車道を通る道順になっています)。
参考サイト
西武鉄道
https://www.seiburailway.jp/
国際興業バス
https://5931bus.com/