熊野古道の途中にある清姫の墓。
今なお語り継がれる清姫伝説のヒロインとして有名な清姫の墓所で、熊野古道の道中にあることから熊野古道を歩くハイカーや一般観光客が多く訪れるヒストリカルスポットとして知られています。
(📷 画像は清姫の墓)
清姫の墓のすぐ前は路線バスのコースとなっているので公共交通機関を利用したアクセスも簡単。
そこで今回は、熊野古道の中辺路ルートの入口となる清姫の墓に路線バスを利用してアクセスする方法をご紹介することにいたしましょう。
なお、今回は紀伊田辺駅発着のアクセス方法となりますので、田辺までのアクセス方法についてはこちらのページを参考にしてください。
▶ 大阪から田辺・白浜に高速バス・JRでアクセスする方法
登山口データ | |
アクセス難易度 | 😭 |
山岳名 | 熊野古道(中辺路) |
登山口名 | 清姫の墓 |
最寄バス停 | 清姫バス停(龍神バス・明光バス) |
最寄駅 | – |
清姫の墓(熊野古道)にJR紀伊田辺駅から路線バスでアクセスする方法
~ 田辺駅から路線バスに乗る ~
STEP1
(田辺駅前から鮎川新橋まで)
田辺駅前バス停から龍神バスまたは明光バスの運行する栗須川・本宮大社方面行き路線バスに乗車し、清姫で降車する。
※ 運賃は龍神バス、明光バスともに890円。
📷 田辺駅前バス停(https://goo.gl/maps/KOrT8)。
📷 清姫バス停(https://goo.gl/maps/9v0cG)。
⌚ 路線バスの時刻表はこちらのページに掲載したものを参考にしてください。
STEP2
(清姫バス停から清姫の墓まで)
清姫バス停から清姫の墓まで歩く。
バス停そばの壁面に設置してある案内板を確認して清姫の墓まで歩いてください。
清姫バス停から清姫の墓までの道順はこんな感じです。
蛇足
清姫伝説とは?
ちなみに清姫伝説とは、平安時代から伝わる伝説で、この地で没した清姫という女性にまつわる昔話のことをいいます。
真砂の庄司に暮らしていた藤原清重が散歩の途中に黒蛇に飲まれている白蛇を憐れに思って助けたところ、白装束の女遍路(白蛇の化身)が現れて「一晩泊めてくれません?テヘ♡」と言われて宿を貸し、我慢しきれずチョメチョメしちゃったことがきっかけで夫婦になり清姫が誕生。その後、乃木坂並みの超絶かわいこちゃんに育った清姫を奥州から熊野詣に訪れた僧の安珍が一目ぼれしてラビンニュー。ところがある夜、障子に映った蛇の姿の清姫を見た安珍はチョービビりまくり、結婚を迫る清姫に「熊野詣から帰ったらちゃんと迎えに来るからさ…」とテキトーに言葉を濁して熊野に出発。安珍ラブの清姫は安珍の帰りを心待ちにしていたが、待てど暮らせど安珍が帰ってこないので通りがかった旅人に尋ねてみたところ「え?案珍?あいつだったらとっくの昔に帰ったはずだぜ?」と、こっそり清姫の自宅を通り過ぎていたことが発覚。「オコだお」「オコだおっ!」「激おこぷんぷん丸だおっ!!」とブチ切れて家を飛び出した清姫は、ようやく田辺辺りでそそくさと逃げ帰る安珍を発見。「ちょ、待てよ!」と往年のキムタク張りに安珍を問い詰めるも、「オレ安珍じゃねーし」とワケわかめな嘘でしらばっくれるヘタレの安珍は、しまいには得意の呪術を使って清姫を金縛りにしてバックレ逃走。チョー切れまくった清姫は「ラブラブになれないなら死んでやるっ!!」と真砂の庄司に立ち帰り庄司の渕に身を投げてしまうが、清姫の魂の怒りは収まらず白蛇の化身となって再び安珍をストーキング。火を噴きながら追ってくる清姫を見た安珍は道成寺に逃げ込み、僧侶の手を借りて梵鐘を下ろしてもらって鐘の中に隠れるが、道成寺もろとも火にまかれて焼死する…というチョー怖いお話で、映画になったりもしています。
参考サイト
JR西日本
https://www.westjr.co.jp/
龍神自動車(龍神バス)
https://www.ryujinbus.com/