戦国時代には関東でも最大規模の大きさを誇った滝山城(跡・滝山丘陵・最高点は170.7m)。
武蔵国の守護代大石定重が築城した平山城で、後に北条氏の名将北条氏照が居城としたことでも知られる、天険の要害です。
(📷 画像は滝山城跡の中の丸跡。桜の名所としても有名です。)
もっとも、武田信玄の軍勢が小仏峠を越えて関東に進入した後は、小仏峠からの侵攻に備えるため小仏峠に隣接する深沢山に八王子城を築城し、そちらに居を移すこととなりました。
戦国末期には防衛拠点としての役割は薄まった滝山城でしたが、大石氏が築城したのちも氏照によって大規模な改修が施されており、現在でも往時をしのばせる数多くの土塁や堀切、曲輪や石垣跡など数多くの遺構をその山中で見ることができます。
現在では八王子市民いこいのトレッキングエリアと親しまれている滝山城跡(滝山丘陵)ですが、登山初心者でも気軽に楽しめる人気のハイキングスポットだけあって登山ルートも複数整備されているようです。
そんな滝山丘陵のトレッキングコースも、西側から登る場合は東秋留駅側から、東側から登る場合はJRの昭島駅や小宮駅から徒歩でアクセスすることが可能です。
そこで今回は、滝山城跡(滝山丘陵)のハイキングコースの東西2カ所の登山口のうち、西側のハイキングコース入口にJR五日市線の東秋留駅から歩いてアクセスする方法をご紹介いたしましょう。
なお、今回は新宿駅発着のアクセス方法となりますので、福岡市内から新宿(東京)までのアクセス方法についてはこちらのページを参考にしてください。
▶ 福岡から東京にアクセスする方法(ジェットスター航空を使う)
ちなみに、滝山城跡(滝山丘陵)のハイキングコースに東側のJR小宮駅側からアクセスする場合はこちらのページを参考にしてください。
▶ 滝山城跡(滝山丘陵)の東側の登山口にアクセスする方法
登山口データ | |
アクセス難易度 | 😭😭 |
山岳名 | 滝山城跡、滝山丘陵 |
登山口名 | 滝山丘陵ハイキングコース入口(西側) |
最寄バス停 | – |
最寄駅 | JR東秋留駅(JR五日市線) |
滝山城跡の登山口にアクセスする方法※東秋留駅から歩く
~ JR東秋留駅(JR五日市線)から歩く ~
STEP1
(新宿から東秋留駅まで)
新宿駅からJR中央線に乗車し、立川駅でJR青梅線に(※直通有り)、拝島駅でJR五日市線に乗り換えて、東秋留駅で下車する。
※ 運賃は640円。
STEP2
(東秋留駅から滝山城跡の登り口まで)
東秋留駅から滝山城跡の登り口(滝山丘陵ハイキングコース入口)まで歩く。
東秋留駅でJRを下車したら、駅出口前の踏切を渡り、車道を南に歩いてください。
踏切から100mほどの左側に不動産屋さんがありますので、そこの角を左に進みましょう(クリーニング屋さんの手前を左折する)。
100mほど歩くと車道(都道168号線)に出合いますので右折し…
(※ちなみにこの左側に普門寺(普門禅寺)があります)
すぐ先で四差路になっていますが、ここは斜め前方に直進しましょう。
都道7号線と出合う交差点に出ますが、都道を横切って交差点をそのまま直進してください。
少し歩くと車道の左側に久保山延命地蔵尊があるので小休止していきましょう。
延命地蔵尊を左に見送り、車道を直進していくと…
(※ちなみに、橋を渡る手前の交差点の右側の河川敷にふれあいランドの公衆トイレがあります)
さらにすぐ左の脇道に入って多摩川の右岸に延びる土手の車道を進んでください。
東秋留駅から多摩川の土手の遊歩道に入る地点までの道順はこんな感じです。
土手の遊歩道を進み、ビニールハウスの向こうに滝山丘陵の山並みが見えてきたら…
歩道の脇に”都立滝山公園”を示す道標が立てられているところがあるので…
少し歩くと舗装路に出ますので、そのまま山側に向かって直進しましょう。
さらに100mほど歩いたところの分岐を右に進めば、滝山城跡(滝山丘陵ハイキングコース)に至ります。
多摩川土手の遊歩道から舗装路に出た地点から滝山城跡の登山口までの道順はこんな感じになります。