多度津町と善通寺市の境界上に連なる天霧山(382m)と弥谷山(381.5m)。
中世には西讃岐を支配した香川氏の詰城「天霧城」が築かれた天嶮の要害で、天霧城は秀吉の四国征伐に敗れるまで讃岐防衛の重要拠点として難攻不落を誇ったことでも広く知られています。
(📷 画像はJR海岸寺駅付近から見る天霧山(天霧城跡・左)と弥谷山(右))
天霧城跡(天霧山)の登山コースはいくつかあるようですが、北側からアプローチする場合は山麓にたたずむ虚空蔵寺の横から登山コースに入ることが可能です。
登山口となる虚空蔵寺へのアクセスは自家用車を利用する人も多いようですが、JRの海岸寺駅から徒歩でアクセスできる距離にありますので公共交通機関を利用したハイキングもまったく問題ありません。
そこで今回は、天霧山および弥谷山の登山口(虚空蔵寺のすぐ横にある登山口)にJR海岸寺駅から歩いてアクセスする方法をご紹介することにいたしましょう。
なお、今回は高松からのアクセス方法となりますので、高松までのアクセス方法についてはこちらの記事を参考にしてください。
▶ 福岡・小倉から香川の高松・丸亀・坂出にバスでアクセスする方法
▶ 松山から高松・丸亀にアクセスする方法(JR・高速バス)
ちなみに、南側のふれあいパークみの方面から登る場合はこちらのページを参考にしてください。
▶ 弥谷山(弥谷寺)の登山口 ふれあいパークみのへのアクセス
登山口データ | |
アクセス難易度 | 😭😭 |
山岳名 | 天霧山(天霧城跡)、弥谷山 |
登山口名 | 天霧城跡登り口、弥谷越登り口、虚空蔵寺 |
最寄バス停 | – |
最寄駅 | 海岸寺駅(JR予讃線) |
天霧山(天霧城跡)・弥谷山の登山口にアクセスする方法
~ JR海岸寺駅から歩く ~
STEP1
(高松駅から海岸寺駅まで)
高松駅から予讃線(下り)に乗車し、海岸寺駅で下車する。
※ 運賃は760円。
STEP2
(海岸寺駅から天霧山(天霧城跡)と弥谷山の登山口まで)
海岸寺駅から天霧山(天霧城跡)と弥谷山の登山口(弥谷越への登り口)まで歩く。
海岸寺駅でJRを下車したら、駅前の車道を右に(海岸寺とは逆方向に)進みましょう。
川沿いを東に進み、横断歩道のあるところで右折して踏切を渡ります。
(ちなみに、この分岐には「弘濱書院」「林求馬邸」の標柱が立てられていますので目印にしてください)
車道を直進すると一時停止の標識のあるところで車道が横切りますが、ここもそのまま直進します。
虚空蔵寺の方に入らずに車道をまっすぐ進むと、その少し先に天霧山(天霧城跡)と弥谷山の登山口(弥谷越への登り口)を見つけられるでしょう。
海岸寺駅から天霧山(天霧城跡)と弥谷山の登山口(弥谷越への登り口)までの道順はこんな感じです。
ワンポイントアドバイス
海岸寺について
JR海岸寺駅前の車道を左に行くと、海岸寺があります。
海岸寺の特徴は、大門に立っているのが仁王像ではなく力士像であること。
ちなみに、向かって左側の力士が「バンザイ三杉(※脇が甘かったらしい)」の愛称ながら平幕優勝も果たした元関脇の大豪(久照)関、向かって右側が恵まれない体躯ながら「南海の黒豹」と恐れられた元大関の琴ヶ濱(貞雄)関とのことです。