長野の川上村と山梨の甲府市の県境に鎮座する金峰山(2599m)。
日本百名山にも名を連ねる秀峰で、山頂にそびえ立つ”五丈岩”という名の巨石が特徴的な甲信地方を代表する山岳として知られています。
古くから信仰の対象として崇められてきた山岳だけあって金峰山の登山ルートも複数整備されているようですが、一般的には東尾根の先にある大弛峠(おおだるみとうげ)を起点に朝日峠から朝日岳、金峰山と折り返しの縦走コースでアプローチすることが多いようです。
(📷 画像は大弛峠の登り口となる峰越林道の入口)
登山口となる大弛峠は山梨市と長野の川上村を結ぶ林道の最高点(2360m)にあり、国内では乗鞍エコーラインの長野と岐阜の県境地点(2716m)に次ぐ標高がある車道としても有名です。
大弛峠に直接アクセスする公共交通機関はありませんのでアクセスにはマイカーやレンタカーを利用するのが一般的ですが、長野県側の山麓にある川端地区まで川上村の村営バスも運行されていますので、そこから約14kmの林道歩きを厭わないというのであれば公共交通機関を利用したハイキングも不可能ではありません(ただし標高を1000mほど上げる必要があり14kmといってもそれなりの時間が必要なのでテント又はツェルトは必携です)。
そこで今回は、金峰山の登山口となる大弛峠に川上村の村営バスを利用してアクセスする方法をご紹介することにいたしましょう。
なお、今回は山梨県の小淵沢駅または長野県の佐久平駅発着のアクセス方法となりますので、小淵沢駅までのアクセス方法についてはこちらのページを
▶ 観音平(八ヶ岳)にアクセスする方法(小淵沢バス停から歩く)
(※中央道小淵沢まで高速バスを利用する場合は中央道小淵沢バス停から小淵沢駅まで歩く必要があります)
また、佐久平駅までのアクセス方法についてはこちらのページを参考にしてください。
▶ 佐久平・小諸・上田駅にバスでアクセスする方法※東京・新宿発着
▶ 佐久平・小諸・上田駅にバスでアクセスする方法※大阪・京都発着
登山口データ | |
アクセス難易度 | 😭 😭 😭 😭 😭 😭 😭 |
山岳名 | 金峰山 |
登山口名 | 大弛峠(おおだるみとうげ) |
最寄りバス停 | 川端下バス停(川上村村営バス) |
最寄り駅 | 信濃川上駅(JR小海駅) |
金峰山の登山口 大弛峠に長野県の川上村からアクセスする方法
~ 信濃川上駅から川上村の村営バスに乗車し、川端下から大弛峠まで歩く ~
STEP1
(小淵沢駅から信濃川上駅まで)
(1)小淵沢駅からアクセスする場合
小淵沢駅からJR小海線(小諸行き)に乗車し、信濃川上駅で下車する。
※ 運賃は590円。
(2)佐久平駅からアクセスする場合
佐久平駅からJR小海線(小淵沢行き)に乗車し、信濃川上駅で下車する。
※ 運賃は770円。
STEP2
(信濃川上駅から川端下まで)
川上駅バス停から川上村の運行する「川端下」行き村営バスに乗車し、終点の川端下で降車する。
※ 運賃は580円。
📷 川上駅バス停(https://goo.gl/maps/ALNvE3vKxJr)。
📷 川端下バス停(https://goo.gl/maps/zcY6ToRk1wv)。
⏰ 路線バスの時刻表はこちらのページに掲載したものを参考にしてください。
STEP3
(川端下バス停から大弛峠まで)
川端下バス停から金峰山の登山口となる大弛峠まで歩く。
川端下でバスを降車したら、バス停前の車道を南に進んでください。
坂を上がったところで広めの車道に出ますので左折して車道をまっすぐ進んでください。
広めの車道に出て1.5kmほど歩いたら車道の分岐があります。
ここが大弛峠に向かう峰越林道の入口となりますので、左の林道に入り…
川端下バス停から金峰山の登山口となる大弛峠までの道順はこんな感じです。