江戸と越後の国境として多くの旅人が往来した三国峠(1243m)。
古くから多くの旅人が往来した旧三国街道は、現在では中部北陸自然歩道の”三国峠の道”として整備され、北関東でも人気のハイキングスポットとして初心者からベテランまで多くの登山愛好家に親しまれている人気の山岳です。
三国峠への自然歩道は、国道17号線の三国トンネルの東口にある登山口から入山するのが一般的ですが、三国トンネルから南に7kmほど下った永井地区の国道脇からも自然歩道に入山することが可能です。
(📷 画像は国道17号線の永井地区にある旧三国街道の登山道入口)
永井宿の自然歩道入口に直接アクセスする路線バスはありませんが、すぐ近くにある猿ヶ京温泉までは民間の路線バスも運行されていますし、猿ヶ京温泉で”みなかみ町”の町営バスに乗り換えれば永井宿の郷土館まで行くこともできますから、公共交通機関を利用したアプローチもそれほど困難ではありません。
そこで今回は、中部北陸自然歩道の”三国峠の道”の登山口となる永井宿と猿ヶ京温泉に路線バス(およびみなかみ町の町営バス)を利用してアクセスする方法をご紹介することにいたしましょう。
なお、今回は新宿駅発着のアクセス方法となりますので、福岡市内から新宿(東京)までのアクセス方法についてはこちらのページを参考にしてください。
▶ 福岡から東京にアクセスする方法(ジェットスター航空を使う)
ちなみに、旧三国街道の登山道に法師温泉や三国トンネル方面から登り始める場合はこちらのページを参考にしてください。
▶ 三国峠・三国山の登山口 法師温泉にバスでアクセスする方法
登山口データ | |
アクセス難易度 | 😭😭😭 |
山岳名 | 三国峠 |
登山口名 | 旧三国街道入口(中部北陸自然歩道)、永井宿郷土館、猿ヶ京温泉 |
最寄りバス停 | 永井宿郷土館入口バス停(みなかみ町町営バス:法師線) |
最寄り駅 | 後閑駅(JR上越線) |
三国峠の登山口 永井宿と猿ヶ京温泉にバスでアクセスする方法
~ 猿ヶ京温泉でみなかみ町の町営バスに乗り換える ~
STEP1
(新宿駅から沼田駅または後閑駅まで)
新宿駅からJR埼京線(大宮行き)に乗車し、赤羽駅でJR高崎線(高崎行き)に、高崎駅でJR上越線(水上行き)に乗り継いで、沼田駅または後閑駅で下車する。
※ 運賃は2,590円。
※上記の他に、新宿駅からJRの湘南新宿ラインに乗車し、高崎駅でJR上越線に乗り継ぐ方法などもあります。
STEP2
(沼田駅または後閑駅から猿ヶ京まで)
沼田駅前バスのりば(2番のりば)または後閑駅バス停から関越交通の運行する「猿ヶ京」行き路線バスに乗車し、終点の猿ヶ京で降車する。
※ 運賃は沼田駅からは1,150円、後閑駅からは880円。
※猿ヶ京方面は2番のりばから乗車してください。
⏰ 路線バスの時刻表はこちらのページに掲載したものを参考にしてください。
▶ 三国峠・三国山の登山口 法師温泉にバスでアクセスする方法
STEP3
(猿ヶ京から永井宿郷土館入口まで)
猿ヶ京バス停からみなかみ町の運行する「法師温泉」行きの町営バスに乗車し、永井宿郷土館入口で降車する。
※ 運賃は370円。
(※すぐ隣に猿ヶ京郵便局があります)
⏰ 町営バスの時刻表はこちらのページに掲載したものを参考にしてください。
▶ 三国峠・三国山の登山口 法師温泉にバスでアクセスする方法
STEP4
(永井宿郷土館入口から”三国峠の道”の入口まで)
永井宿郷土館入口から旧三国街道の入口(中部北陸自然歩道の”上州路三国峠の道”の入口)まで歩く。
(※ここから登山道に入ると大般若塚、昌子清水を経て三国峠に至ります)
永井宿郷土館入口から中部北陸自然歩道の”三国峠の道”の入口までの道順はこんな感じです。
※なお、この三国峠の道のトレイルはグーグルマップのストリートビューでも見ることができます。
ワンポイントアドバイス
猿ヶ京(猿ヶ京温泉)から旧三国街道にアクセスする場合
上記でご紹介した旧三国街道の永井宿(永井宿郷土館)には、その手前の猿ヶ京温泉から歩いてアプローチすることもできますので、ここでは猿ヶ京(猿ヶ京温泉)から徒歩で永井宿および旧三国街道の登山道(中部北陸自然歩道)までアクセスする場合の道順をご紹介しておきます。
なお、猿ヶ京温泉の主なバス停は「まんてん星の湯」および「まんてん星の湯下」の2か所となります。
(※郵便局の横に前述した猿ヶ京バス停があります)
永井宿以降の道順は前述したとおりですので省略します。
猿ヶ京温泉「まんてん星の湯」について
猿ヶ京温泉の「まんてん星の湯」は食事も楽しめる温泉施設です。
日帰り入浴は670円~となっており、源泉かけ流しで露店風呂もあります。
「耳だれ地蔵」について
旧三国街道の猿沢の上がり(猿沢の小路)に残る「耳だれ地蔵」は、中耳炎など耳の病にご利益のあるとされるお地蔵さまです。
願かけ(お願しょかけ)の方法はいたって簡単。お椀2つをひもの両端に結びお地蔵さま(耳だれ地蔵)の首に架けてから「耳聞くな」と3回唱えると耳の病が平癒するそう。