岐阜・長野・愛知の三県にまたがる三国山(1161.5m)。
三国山の登山ルートは長野県の根羽村を縦断する国道153号線沿いの信玄塚から林道に入った先に池ノ平から登山道に入るコースでピストンするのが一般的です。
(📷 画像は池ノ平にある三国山の登山道入口)
登山口のすぐ近くにはオフロードのコースがあることで有名な池ノ平ワンダーランドやパラグライダーのフライト場、貴重な噴出岩(玄武岩)として知られる亀甲岩などがあるため比較的人の往来は多い方ですが、路線バスは乗り入れていないためアクセスにはマイカーやレンタカーを利用するのが一般的です。
もっとも、林道の入口にある信玄塚の前までは根羽村の運行するコミュニティバスも乗り入れていますので、信玄塚から約6kmの林道歩きを厭わないというのであれば飯田駅から路線バスとコミュニティバスを乗り継いでアクセスすることも不可能ではありません。
そこで今回は、根羽村の池ノ平にある三国山の登山口に路線バスとコミュニティバスを乗り継いでアクセスする方法をご紹介することにいたしましょう。
なお、今回は飯田駅発着のアクセス方法となりますので、飯田駅までのアクセス方法についてはこちらのページを参考にしてください。
▶ 飯田駅(長野)に東京・名古屋・大阪からバスでアクセスする方法
登山口データ | |
アクセス難易度 | 😭😭😭 |
山岳名 | 三国山(三国峠) |
登山口名 | 三国山登山道入口、池ノ平 |
最寄りバス停 | 信玄塚バス停(根羽村:西部コミュニティバス) |
最寄り駅 | 飯田駅(JR飯田線) |
三国山の登山口 根羽村の池ノ平にバスでアクセスする方法
~ 飯田駅から路線バスに乗車し、駒場でコミュニティバスに乗り換える ~
STEP1
(飯田駅から駒場まで)
飯田駅前バス停から信南交通の運行する「昼神」「駒場」方面行き路線バス(駒場線:切石経由)に乗車し「こまんば」で降車する。
※ 運賃は400円。
⏰ バスの時刻表を作りましたので参考にしてください(※午前中の便のみ抜粋)。
飯田駅前~こまんば バス時刻表(※2019年版より抜粋) | ||||||||
– | ◇ | 〇 | ◇ | ◇ | ◆ | ◇ | ◆ | ◇ |
飯田駅前 | 07:15 | 07:45 | 08:05 | 08:15 | 09:00 | 09:40 | 11:00 | 11:25 |
こまんば | 07:47 | 08:17 | 08:37 | 08:47 | 09:26 | 10:06 | 11:26 | 11:51 |
〇:毎日運行 ◇:平日のみ運行 ◆:土日祝のみ運行 | ||||||||
⚠ 時刻表は信南交通で最新のものを確認してください。 |
⏰ 帰りの時刻表はこちらです(※夕方以降の便のみ抜粋)。
こまんば~飯田駅前 バス時刻表(※2019年版より抜粋) | ||||||||
– | ※平日のみ | ※土日祝 | ※土曜のみ | |||||
こまんば | 15:05 | 16:15 | 16:42 | 17:00 | 15:05 | 16:02 | 17:25 | 18:05 |
飯田駅前 | 15:29 | 16:45 | 17:11 | 17:29 | 15:34 | 16:26 | 17:57 | 18:31 |
⚠ 時刻表は信南交通で最新のものを確認してください。 |
STEP3
(”こまんば”から信玄塚まで)
こまんばバス停から根羽村の運行する「西部コミュニティバス(根羽行き)」に乗車し、信玄塚で降車する。
※ コミュニティバスの運賃は1乗車につき200円。
⏰ コミュニティバスの時刻表を作りましたので参考にしてください。
こまんば~信玄塚 コミュニティバス時刻表(※2019年版) | ||||||||
– | 平日 | 土日祝 | ||||||
こまんば | 07:00 | 07:57 | 12:32 | 17:37 | 19:22 | 09:32 | 12:32 | 15:32 |
信玄塚 | 07:29 | 08:36 | 13:11 | 18:21 | 20:06 | 10:16 | 13:16 | 16:16 |
⚠ 時刻表は根羽村で最新のものを確認してください。 |
⏰ 帰りの時刻表はこちらです。
信玄塚~こまんば コミュニティバス時刻表(※2019年版より抜粋) | ||||||||
– | 平日 | 土日祝 | ||||||
信玄塚 | 06:14 | 06:54 | 11:04 | 16:34 | 18:29 | 08:34 | 11:04 | 14:44 |
こまんば | 06:56 | 07:40 | 11:47 | 17:17 | 19:07 | 09:17 | 11:47 | 15:27 |
⚠ 時刻表は根羽村で最新のものを確認してください。 |
STEP4
(信玄塚から三国山の登山道入口まで)
信玄塚バス停から三国山の登山口まで歩く。
(※ちなみに、ここを左に曲がるとオフロードコースの池ノ平ワンダーランドやパラグライダーの離陸場があります)
信玄塚バス停から池ノ平にある三国山の登山道入口までの道順はこんな感じです。
蛇足
信玄塚について
バス停横にある信玄塚は、甲斐の三国大名として一時代を築いた武田信玄を供養するため、江戸初期に宝篋印塔(ほうきょういんとう)が建立された場所です。
上洛途上における三河侵攻の最中に信玄が没した場所については諸説ありますが、甲陽軍鑑ではこの根羽村の横旗地区で死亡したと記されているようです。
ちなみに”横旗”の地名は、信玄がこの地で病没した際に風林火山の旗を横に降ろしたことから名付けられたと伝えられているそうですので歴史に興味がある人は足を運んでみてください。
池ノ平の亀甲岩について
三国山の登山口手前にある池ノ平の亀甲岩は、本州では珍しい噴出岩(玄武岩)として知られています。