日本(東京)の空の玄関口、成田空港。
世界中の都市と数多くの航空路線で結ばれた、日本最大の空港です。
国際空港としてのイメージが強い成田空港ですが、実は(というほどの話ではありませんが・・・)国際線だけではなく国内線も数多く就航されています。
特にジェットスターやピーチなど格安航空会社(LCC)は羽田ではなく成田空港を発着地として利用しているため、LCCを利用して日本アルプスなどに行く場合には、成田空港をアクセス中継地として利用するという人も多いことでしょう。
そんな成田空港を利用するうえでの唯一の悩みは位置的に首都圏から離れていることで、夜遅くに到着する便や早朝に離陸する便を利用する場合には成田空港周辺で1泊する必要性を痛感することもあるかもしれません。
幸い、成田空港は24時間稼働していますので、ロビーや待合室で朝まで過ごすことも可能ですが、出来る限り過ごしやすいところで仮眠を取りたいと思うのが”人の世の常”というものです。
「どっかいいとこないかな~」と調べていたら、とても良い場所を見つけてしまいました。
皆さん、成田空港第2ターミナルの「北ウェイティングエリア」って知ってますか?
成田空港の「北ウェイティングエリア」とは?
「北ウェイティングエリア」とは、乗り継ぎなどで長時間の待機が必要となる利用客のために作られた待合室のことで、成田空港の第2ターミナルに設置されています。
位置的には、第2ターミナルの1階ロビーの一番北側、第3ターミナルへの連絡通路の近くです。
第2ターミナルのロビーを北側に進んでいくと、「北ウェイティングエリア」を示す表示板があるので、行けばわかると思います。
表示に従ってロビーの通路を奥に進み、自動ドアの先に入って行くと…
広々とした待合室があります。ここが第2ターミナルの北ウェイティングエリアです。
座席数は900席を超えていますので、混んでいて座れないということは無いでしょう(たぶん…)。
座席は、シート席だけでなく「フラットシート」や…
「畳席」もありますので…
こんな感じで寝ることだってできちゃいます…。
もちろん、成田空港が設置した公認の施設なので、転がって寝ても全く問題ありません(…と言うか、転がって寝るための施設です)。
空港の施設内にあるため外部から良からぬ人が侵入してくる可能性は極めて低く、しかも1時間に2~3回ほどの間隔で警察官や警備員が巡回に訪れるため、防犯対策も完璧です。
警察と警備員はパトロールを分担しているわけではないので同時刻に巡回に来ることもあり頻繁に目にしますので、女性でも比較的抵抗なく朝まで過ごせるでしょう。
もちろん、トイレは北ウェイティングエリアの中にあり…
お菓子や…
アイスクリームなどの…
自動販売機コーナーも充実のラインナップで出迎えてくれます。
ゴミ箱も完備されていますので多い日も安心…
眠れなくなったら備え付けの旅行ガイドブックを読んでも良いですし…
キッズコーナーでおままごとをするのも楽しいでしょう。
しかも、電源を取れるコンセントや…
USB端子もありますので、スマホやPC、携帯ゲーム機などのバッテリー切れを心配することなく朝まで暇をつぶすことも可能です。
このように、第2ターミナルの北ウェイティングエリアは至れり尽くせりのお手軽野宿スポットになっていますので、貧乏旅行者の皆さんが利用するには最適の場所といえるのではないでしょうか?
成田空港にはカプセルホテルもあり、そちらを利用するのも良いですが、費用を抑えたい場合には第2ターミナルの北ウェイティングエリアを利用するのも良いのではないかと思います。
なお、成田空港の第1ターミナル・第2ターミナル・第3ターミナルの間は、無料の連絡バスで移動することができますので(※ただし、運行時刻は04:30~23:20まで)、第1ターミナルや第3ターミナルを利用する人もそれほど不便は感じないでしょう。
成田空港のその他の野宿ポイント
ちなみに、成田空港内では、第1・第2・第3ターミナルの1階中央口ロビーや、第3ターミナルのフードコートなども24時間利用することができますので、野宿する場所に困ることはないでしょう。
なお、成田空港で24時間待機できる場所の詳細は、成田空港のウェブページで確認することができますので詳しくはそちらでご確認ください。
成田空港
※”早朝便をご利用のお客様へ”のページ→https://www.narita-airport.jp/jp/news/early_morning
※成田空港の仮眠室・シャワー室→https://www.narita-airport.jp/jp/service/svc_37
大江戸温泉物語を利用する場合
野宿に抵抗がある場合は、東京のお台場にある大江戸温泉物語を利用するのもよいでしょう。
大江戸温泉物語には無料で利用することができる仮眠室も設置されているので(だだっ広い宴会場のような畳の部屋に敷布団が敷いてあり、毛布も利用できる)、旅の疲れを癒すには最高の場所です。
仮眠室は男女で分かれているわけではありませんが、女性でも利用している人は結構いるのでそれほど抵抗は感じないのではないかと思います。
成田空港から東京都心部にアクセスする京成バスの「東京シャトル」を利用する場合は、大江戸温泉物語を1,200円(通常料金は2,480円)で利用することができる割引券がもらえますので、ネットカフェなどを利用するよりも少ない費用で朝まで過ごすことができるでしょう。
なお、京成バスの東京シャトルおよび大江戸温泉物語の割引券の利用方法についてはこちらのページを参考にしてください。
▶ 成田空港から東京にアクセスする方法(京成バスを利用する)
ナインアワーズに泊まる場合
ナインアワーズは成田空港直結の簡易ホテルです。