東海地震や南海地震など、大規模な地震の発生が予測される昨今ですが、もし仮に仕事中に大規模な地震に襲われた場合、みなさんはどのように対処するつもりでしょうか?
交通機関がマヒして帰宅することが困難な状況に陥ることもあるかもしれませんし、その場合には勤務先の会社で1晩を明かすということも考えられます。
道路が寸断したりして移動ができない場合には、自衛隊などの救助が来るまでオフィスで寝泊まりしなければならないということもあるでしょう。
そんな緊急時の対応策として、最近では会社が災害救助キットや寝袋をオフィスに常備しているところも多いですが、数に限りがあったりしてすべての人が使用できないこともあるでしょう。
そんな時に覚えておきたいのが、シュレッダーのゴミ(シュレッダー屑)を利用した寝袋の作り方です。
寝袋の基本原理は、ダウンや綿などが空気を留めておくことで保温の効果を得るところにありますから、シュレッダーのゴミを寝袋状にしておくことができれば、その空間に空気を留めることで寝袋と同様の効果が得られるはずです。
そこで今回は、シュレッダーのゴミ(シュレッダー屑)を利用した寝袋の作り方をレクチャーすることにいたしましょう。
災害時に役立つ? シュレッダーゴミを再利用する寝袋の作り方
用意するものは、シュレッダーのゴミと・・・
どこのオフィスにもあるクリアファイルとセロテープ、ガムテープの4点です。
まず、クリアファイルが袋状になるように、クリアファイルの長辺にセロテープを貼り付けてください。
端っこのところは裂けやすいので、セロテープを上から重ねて補強しておきましょう。
クリアファイルの横の丸くカットされている部分は穴が開いてしまうので、ここもセロテープを重ねて塞いでおいてください。
クリアファイルの下の端には空気を逃がす穴があけられていますので、ここもセロテープで塞いでおいた方がよいですが、あまり密閉しすぎると空気の逃げ場がなくなってしまうので、そのままにしておいてもかまいません。
クリアファイルが袋状になったら、その中にシュレッダーのゴミを詰め込んでいきましょう。
だいたい、8割程度詰め込むのが良いですが、暖かい季節は5~6割程度にしておいても問題ありません。
シュレッダーゴミをクリアファイルに詰め込み終わったら、クリアファイル上部の口をセロテープで留めてください。
使用する人の体格にもよりますが、70~80個程度作っておけば足りると思います。
シュレッダーゴミを詰め込んだクリアファイルができたら、これをセロテープでつないでいきましょう。
寝袋の下の部分と上の部分を別々分けてつないでいきます。
170cm×60kgの私の場合、寝袋の下の部分は「縦7個×横5個(計35個)」、寝袋の上の部分は「縦6個×横5個(計30個)」をつなぎ合わせればちょうど良い大きさになります。
つなぎ合わせたら、寝袋の下の部分と上の部分を重ね合わせて・・・
横の部分と下(寝袋の足の部分)をガムテープで繋ぎましょう。
気になる隙間をセロテープで補強したら、シュレッダーゴミ寝袋の完成です。
普通の寝袋と比較してもそんなに遜色ありません・・・よね?(・_・;)
ちなみに、シュレッダーゴミ寝袋の作成手順はユーチューブにもUPしていますので、気になる方はそちらもご覧ください。