前編に戻る>>【コラム】対馬は本当に韓国人観光客だらけなのか?前編
10 金田城跡(城山)・城山砲台
金田城跡(山頂が城山砲台跡)はお昼前後に登りましたが、登山口の駐車スペースに停まっていた車は4台。
登山中にすれ違ったのは男性2人組、4人家族が2組、熟年夫婦1組だけでした。
ここでも韓国語を耳にすることはありませんでした。
トレッキング、山城跡の歴史探訪、明治の砲台というトリプルで楽しめる観光地なのに人が少ないなんて、何でみんな対馬に来ないんだろうと不思議です。
11 あそうベイパークと真珠の湯(たまのゆ)
あそうベイパークは私が2晩テントを張ったキャンプ場ですが、ゴールデンウィーク中にもかかわらずガラガラ(別にあそうベイパークの人気がないというわけではなく、棹崎公園のキャンプ場や神話の里自然公園のキャンプ場も誰もいませんでした)。
誰も来ないので早めに寝たら夜中にカップルのライダーが来てテントを張っていたらしく翌朝言葉を交わしましたがやっぱり日本人でした。2日目の夜は誰も訪れず・・・。
ちなみに、あそうベイパークでは対州馬やツシマジカを飼育しているので子供連れでも1日遊べますよ。対州馬の動画(YouTube)あります→(対州馬の食事風景)(対州馬)
なお、真珠の湯温泉は地元の漁師さんが3人ほど入りに来ていただけで韓国人観光客はゼロ。
12 上見坂堡塁跡(上見坂園地)
この砲台は厳原から比較的近く保存状態も良いので観光地化されています。見晴らしの良い展望台もあるので対馬の中では比較的観光客が多いように思います。
といっても、1時間ぐらい散策した間に出会ったのはマイクロバスで訪れた韓国人の観光客10人ほどとタクシーの韓国人観光客4人ぐらい、他にタクシーの日本人4人ぐらいと日本人カップル1組ぐらいで比較的静かな観光地です。
駐車場にタイヤの跡がたくさんついていたので、夜になると日本人の密度が極端に高くなるんじゃないでしょうか?
13 白嶽
九州百名山に指定される白嶽は、標高は低いものの登山道も整備され山頂の展望も抜群な山。「山頂の展望に限って」という条件付きですが、個人的には九州で1番だと思います(九州の山全部登ったわけではありませんけど・・・)。
そんな名山にゴールデンウィークまっただ中に登ったのに、途中ですれ違ったのは夫婦1組、若者2人組、山頂で単独の男性1人のみなんて・・・。ちなみに全員流暢な日本語を話していました。
往復2時間程度の低山で屋久島の宮之浦岳ほど登りごたえはありませんが、対馬にもよか山のあるとにもったいなかとです。
14 郷山砲台(尾崎砲台群)
成兵精鋭三塁成の碑まではバイク、そこから郷山砲台までは徒歩でアクセスしましたが誰にも出会いませんでした。観光客ゼロです。
廃墟マニアにはたまらないスポットなので、そっちの方はぜひ。
15椎根の石屋根倉庫
30分ほどいましたが、訪れた観光客は日本人家族4人組のみ。韓国語を耳にすることはありませんでした。
16 有明山・清水山・八幡宮神社
登山口の八幡宮神社から入山し、清水山城跡(清水山)を経て有明山まで続く縦走コースのある山域です。
ここは韓国人がとっても多いです。というか韓国人だらけです。
私が採ったコースは八幡宮神社から直接縦走コースに乗り、有明山まで縦走して帰りに清水山城に登って八幡宮神社に下山するという比較的オーソドックスなコース。
登山道ですれ違った登山者は全部で100人ほどいましたが、そのすべてが韓国人でした。有明山の山頂で地元の日本人夫婦2人に会いましたが、それ以外全て韓国人なので、正直びっくりしました。
「こんにちは」とあいさつしても返事が1度も帰ってこなかったのが正直残念でした。
「『こんにちは』ぐらいの日本語は話せるだろうになぁ」と思ったのが正直な感想で、「こんにちは」と挨拶して「アニョハセヨ」と返ってきたときは正直「日本なんだから日本語しゃべれよ」と思いました。
あまりにも返事が返ってこないので、下山するときは韓国人とすれ違うたびに昔韓国人の友人に教えてもらった韓国の童謡を歌いながら歩いていると、たまに合唱してくれる人がいたりして「別に日本人と交流したくないわけじゃないのかな~」なんて思ったりしました。
昔、対馬における韓国人の釣り客のマナーの悪さを報道しているテレビ番組がありましたが、有明山清水山登山道で出会った韓国の登山者がゴミを捨てるとかいったような状況を見かけることはなく、登山道でゴミを見かけることはほとんどありませんでした。
しかし、韓国には登山中の挨拶という習慣はないのでしょうか?
17 龍良山・鮎もどし自然公園
屋久島同様の原生林の残る龍良山ですが、入山から下山するまでに出会った登山者はゼロ。誰にも会いませんでした。結構有名な山のはずなんですがね。
山頂の展望はいいはずなんですが、PM2.5の影響か白く霞んでいたのが唯一の心残り。
韓国人が大挙押し寄せてニュースにもなった鮎戻し自然公園の方は、私が行ったときは日本人の家族連れが1組だけで至って静かなサイレントプレイス。
18 豆酘崎灯台
ライダーや一般観光客など30人ほどがいましたが、特に韓国語を耳にすることはありませんでした。
総括
こうして振り返ってみると、私の行った先で韓国人が多かったのは有明山と清水山の縦走路だけということになります。
木坂海神神社でも韓国人観光客しか見かけませんでしたが、単にそこがマウンテンバイクのツーリングコースにあったから休憩したというだけで、韓国の人が大挙して押し寄せたという雰囲気ではなかったと思います。
私見ですが、韓国の人は自転車のツーリングをしている人が多く、登山者は至って少ないのではないでしょうか。
登山が目的で来たのなら白嶽や御岳平岳、金田城跡などは外さないと思いますし、有明山や清水山の登山者は登山ウエアではなく普段着の人も多かったので登山目的で対馬に訪れる韓国人は少ないのではないかと思います(それと有明山と清水山は厳原の中心部に登山口がありアクセスしやすいため「旅のついでに登りに来た」という感じではないでしょうか)。
今回は「釣り」はやらなかったので「海」のことは分かりませんし、対馬に居住しているわけではないのでこれが対馬の現状を正確にレポートしているとは思いません。対馬にお住いの方や頻繁に対馬を訪れている方からすれば、もっと違う感想があるかもしれません。
ただ、私の経験では対馬の「山」に限って言えば、有明山と清水山の縦走路を除いて韓国人は「皆無」でした。
たしかに有明山と清水山の韓国人の多さ(日本人の少なさ?)には違和感を覚えましたが・・・。
最後に
重ねて言いますが、このサイトは政治的な意見を発信するものではなく、私(このサイトの管理人)は親韓でも嫌韓でもありません。個人的には対馬に限らず日本への韓国人旅行者は今後も増えてほしいし、日本から韓国に旅行する人も増えて交流が活発になるのが望ましいと思っています。
対馬への韓国人旅行者がメディアなどでも取り上げられて久しいですが、対馬は魅力的な島なので、その魅力にいち早く気付いた韓国人観光客が多く訪れている反面、未だその魅力に気づいていない日本人は全然訪れてくれないという一面もあるのではないかと思います。
韓国人もたしかに多いですが、日本人が少なすぎるのではないでしょうか。
屋久島も大好きですが、対馬もすごく魅力的な島です。
博多からの船便も結構あるので、首都圏からのアクセスも想像以上に簡単だと思います。
場所によっては韓国の人も多いと思いますが、別に取って食われるわけでもないですし・・・
みなさん、今年のゴールデンウィークは屋久島より断然人の少ない対馬が穴場スポットだと思いますよ。