筑紫野市街を北に見下ろす天拝山(257.5m)。
古くから「太宰府に配流された菅原道真が、無実を天に祈った(※「新・分県登山ガイド福岡県の山」山と渓谷社38頁より引用)」とも伝えられる、福岡でも有数のハイキングスポットとして知られています。
(📷 画像は天拝山山頂からの眺望)
天拝山の登山コースはいくつかあるようですが、一般的には二日市温泉側に整備された天拝山歴史自然公園から登るルートが多く利用されているようです。
登山口となる天拝山歴史自然公園(武蔵寺や御自作天満宮などがある)に直接アクセスする路線バスはありませんのでアクセスには自家用車を利用する人が多いですが、JRの二日市駅から歩いて行ける距離にありますので公共交通機関を利用したハイキングも比較的簡単です(※なお、西鉄バスを利用して二日市温泉バス停で降車すれば登山口までの距離が幾分短めになりますので、極力車道歩きの距離を短くしたいという方は二日市温泉バス停までバスを利用するのも良いでしょう)。
そこで今回は、この天拝山の登山口となる天拝山歴史自然公園にJRの二日市駅から歩いてアクセスする方法をご紹介することにいたしましょう。
天拝山の登山口 武蔵寺(天拝山歴史自然公園)へのアクセス方法
~ JR二日市駅から天拝山歴史自然公園の武蔵寺・御自作天満宮まで歩く ~
STEP1
(博多駅から二日市駅まで)
博多駅からJR鹿児島本線の下り電車に乗車し、二日市駅で下車する。
※ 博多駅からの運賃は280円。
STEP2
(二日市駅から天拝山歴史自然公園まで)
二日市駅から天拝山歴史自然公園まで歩く。
スタートはJR二日市駅。コンビニも完備しています。
JR二日市駅を出たら、左側(福岡市側)に歩いてください。すぐ左手に駅前の交番が見えますのでそのまま線路沿いを直進しましょう。
線路沿いを歩くとすぐ左手に踏切が見えますので、ここで左折して踏切を渡ってください。
踏切を渡ったらそのまま道なりに直進。
右カーブの先にある鳥居をくぐると…(※現在は拡幅工事が行われてT字路になっていますのでT字路に突き当たった地点を右折してください)
車道(県道7号線)に突き当たりますので左折します。
車道を道なりに歩くと左手に二日市温泉の「御前湯」があります(※西鉄バスの二日市温泉バス停と筑紫野市のカミーリヤ巡回福祉バスの湯町バス停がありますのでバスでここまで来ても構いません※ちなみに筑紫野市の福祉バスも天拝山歴史自然公園方面には行きません)。
ちなみに、御前湯の向かい側には「博多の湯」もあります。片方だけ載せると不公平になるので一応ご紹介しておきます。下山後はどちらかの温泉で汗を流してもよいでしょう。
御前湯・博多の湯の前を通り過ぎて少し歩くと右手に外壁が茶色のタイル張りのマンションがありますので、その手前で右折してマンションの横の小道に入ってください。
小道に入るとすぐT字路に突き当たりますのでこんどは左折してください(天拝山への標識もあります)。
T字路を左折して道なりに歩くと県道31号線(左の画像の高架は九州自動車道)に出ます。目的地の天拝山歴史自然公園は目の前なので九州自動車道の下をくぐって向こう側に直進したいのですが、ここには横断歩道がありません。左の方にかなり歩いたら横断歩道がありますので安全を考慮してそちらに向かってください…
といいつつ面倒なので直進して九州道の下をくぐり抜けてしまったという方は、くぐり抜けた後もそのまま直進してください。
少し歩くと天拝山歴史自然公園に到着です(※無料の駐車場もあります。満車の場合は先ほどの九州道の高架の右方向に進んだ場所に市営の駐車場(4時間無料)があるのでそちらを利用しましょう)。
天拝山歴史自然公園の中を奥に進むと小道の分岐に着きます。この分岐を直進すると武蔵寺があります。この分岐を左に進んですぐ右折すると「天神様の径」の入り口のある御自作天満宮に着き、右折しないで直進すると天拝山山頂へ続く遊歩道となります。ちなみに武蔵寺の境内からも御自作天満宮に通り抜けられます。
武蔵寺のお庭はこんな感じでとても情緒があります。
御自作天満宮です。この先の石段を登ると白瀧大明神(たぶん)のお宮さんがありますが、その先で行き止まりになっています。
天神様の径の入り口はこんな感じです。右の石段を上がると御自作天満宮。左の道が「天神様の径」で途中から登山道になって山頂へ続いています。真ん中に写っている石塔が山頂まで導いてくれますので迷うこともないでしょう。
JR二日市駅から天拝山の登山口までの道順はこんな感じです。
参考サイト
JR九州
https://www.jrkyushu.co.jp/