日本最初の国立公園である雲仙。
普賢岳の登山ルートはロープウェイ駅のある仁田峠から登るコースが一般的に多く利用されています。
登山口となる仁田峠は、雲仙温泉街から登山道を歩くか乗合タクシーを利用してアクセスすることが可能で、雲仙温泉街までの公共交通機関としては、諫早から乗車する島鉄バスの島原・雲仙方面行き路線バスと、長崎駅前バスターミナルから乗車する長崎県営バスの特急バスの2種類が利用可能です。
福岡市内からアクセスする場合は長崎駅で雲仙行きの特急バスに乗り換える人が多いかもしれませんが、長崎市内を観光しないのであれば諫早で乗り換えるというのもアリだと思います。
そこで今回は、諫早で雲仙行きの島鉄バスに乗り換えることを想定し、福岡市内から諫早駅経由で島鉄バスに乗換えて普賢岳の登山口となる仁田峠(および雲仙温泉街)にアクセスする方法をご紹介することにいたしましょう。
なお、福岡市内からJRまたは高速バスを利用していったん長崎まで移動し、長崎駅前バスターミナルで長崎県営バスに乗換えてアクセスする場合はこちらのページを参考にしてください。
▶ 雲仙・普賢岳の登山口 仁田峠に長崎駅からバスでアクセスする方法
登山口データ | |
アクセス難易度 | 😭😭😭 |
山岳名 | 普賢岳、国見岳、妙見岳 |
登山口名 | 仁田峠、池ノ原、雲仙温泉街 |
最寄バス停 | 島鉄雲仙営業所バス停(島鉄バス:諫早駅~雲仙・島原線) |
最寄駅 | – |
雲仙・普賢岳の登山口 仁田峠にアクセスする方法(諫早駅経由)
~ 諫早駅前で島鉄の路線バスに乗り換える ~
STEP1
(福岡市内から諫早駅まで)
JRを利用する場合
JR博多駅から特急かもめに乗車し、諫早駅で下車する。
※ 運賃は4,310円(乗車券2,530円、指定席特急券1,780円)。
※ ただし、後述するように諫早駅前から雲仙までの路線バスは福岡市内から諫早駅前までの高速バスの運賃がセットになった「乗り継ぎきっぷ」を購入することができますので、諫早駅までJRを利用するよりも高速バスを利用する方が割安です(※駅からバスターミナルまでの移動のことを考えても高速バスの方が楽だと思います)。
高速バスを利用する場合
博多バスターミナルまたは天神バスセンターから島鉄バスの運行する「島鉄バスターミナル」行き高速バス「島原号」に乗車し、諫早駅前で降車する。
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※片道運賃は2,620円(往復割引運賃は4,190円)。
※ただし、後述する雲仙行きバスと乗り継ぐことができる「乗り継ぎきっぷ」を購入する場合は「福岡~諫早駅まで2,100円」+「諫早駅~雲仙まで1,100円」=片道総額「福岡~雲仙まで3,200円」となります。
📷 天神バスセンター(https://goo.gl/maps/2o7x3wV4VH52)※画像はありません。
STEP2
(諫早駅前バスターミナルから雲仙まで)
諫早駅前バスターミナル1Fの3番のりばから島鉄バスの運行する「島原・雲仙」方面行き路線バスに乗車し、雲仙バス停(島鉄雲仙営業所前)で降車する。
※ 片道運賃は1,400円(※ただし、前述したように「乗り継ぎきっぷ」を購入する場合は1,100円となります)。
📷 諫早駅前バスターミナル(https://goo.gl/maps/oeJuChm7JHN2)※画像はありません。
⌚ 福岡市内から雲仙までのバスの乗換時刻表を作りましたので参考にしてください。
福岡~諫早~雲仙 バス乗継時刻表(※2023年版) | |||
– | ※通年運行 | ||
博多駅BT | 08:51 | 12:51 | 18:01 |
天神BC | 09:10 | 13:10 | 18:20 |
諫早 | 11:08 | 18:20 | 20:18 |
↓ 路線バスに乗り換え ↓ | |||
– | ※通年運行 | ||
諫早 | 11:30 | – | – |
雲仙営業所 | 12:56 | – | – |
⚠ 時刻表は最新のものを確認してください。 |
⌚ 帰りの時刻表はこちらです。
雲仙~諫早~福岡 バス時刻表(※2023年版) | |||
– | ※通年運行 | ||
雲仙営業所 | 06:15 | 11:10 | 15:35 |
諫早 | 07:39 | 12:34 | 16:59 |
↓ 高速バスに乗り換え ↓ | |||
– | ※通年運行 | ||
諫早 | 08:17 | 12:50 | 17:20 |
天神BC | 10:21 | 14:46 | 19:16 |
博多駅BT | 10:39 | 15:02 | 19:30 |
◆:土日祝運休 | |||
⚠ 時刻表は最新のものを確認してください。 |
STEP3
(島鉄雲仙営業所から仁田峠まで)
島鉄雲仙営業所バス停から普賢岳の登山口となる仁田峠まで歩く。
池ノ原園地から40分ほど登山道を上がれば、普賢岳の登山口となる仁田峠に到着です(雲仙温泉街から仁田峠までは徒歩1~2時間程度です)。
島鉄雲仙営業所前バス停から池ノ原園地までの道順をあげておきますので参考にしてください(※池ノ原園地から仁田峠までは登山道になるのでGoogleMapで表示できません)。
ワンポイントアドバイス
ホテル東洋館前側から池ノ原園地まで遊歩道を歩くコースについて
上記でレポートした雲仙温泉街から池ノ原園地まで国道を歩くルートとは別に、雲仙温泉街からホテル東洋館の方に回り込んで、池ノ原園地まで遊歩道を利用するコースを歩くこともできます(📷 下の画像がホテル東洋館側にある池ノ原園地に向かう遊歩道の入口)。
この遊歩道は、前述した池ノ原園地の遊歩道入口に出ることができます。少し遠回りになりますが雲仙の温泉街から池ノ原園地まで静かなハイキングを楽しむことができると思いますので、時間に余裕があればこの遊歩道を利用した方がよいかもしれません。
なお、このホテル東洋館側の遊歩道に向かう場合は、島鉄雲仙営業所前バス停から少し歩いた先にある「別所口バス停」のところでT字路になっていますので(📷 左の画像)、そこを左折しすぐに右折してホテル東洋館横の小道に入ってください。
なお、島鉄雲仙営業所バス停から雲仙東洋館側の遊歩道入口までの道順はこんな感じになります。
仁田峠まで乗合タクシーを利用する場合
雲仙の温泉街から仁田峠までは乗合タクシーも運行されているようですので、歩くのが面倒な人は利用してもよいかもしれません(※ただし下の画像は5年ほど前のものです)。
参考サイト
西鉄グループ
https://www.nishitetsu.jp/
JR九州列車の旅
https://www.jrkyushu.co.jp/