清流、加茂川を西に見下ろす矢筈山(756.4m)。
戦国時代には堅城”矢筈城”が築かれた天嶮の要害で、そそり立つ山容が当時の面影を今に伝える美作有数の城トレスポット(城跡トレッキングスポット)として知られています。
ちなみに、この矢筈城は戦国期に当地を支配した草刈氏が築いた山城で、草刈氏が毛利方に属することになった後、毛利と宇喜多の間で講和が結ばれて廃城されるまで草刈氏の居城として難攻不落を誇ったことで有名です。
現在では手軽なハイキングスポットとして親しまれている矢筈城跡(矢筈山)の登山コースは、西側の千磐神社からのろし台、三の丸跡を経て本丸跡(矢筈山山頂)を目指すルートと、北側の若宮神社から本丸(山頂)に直登するルートの2つが整備されていて、どちらのコースもJR因美線の知和駅または美作河井駅から歩いてアクセスすることが可能です。
(📷 画像は矢筈城の西側の登山口となる千磐神社にある臥龍藤。杉の巨木にフジが臥した龍の如く絡まった姿が神秘的な雰囲気を醸し出しています。)
そこで今回は、矢筈城跡(矢筈山)の登山口となる千磐神社と若宮神社に公共交通機関を利用してアクセスする方法をご紹介することにいたしましょう。
なお、今回は岡山駅または倉敷駅発着のアクセス方法となりますので、福岡市内から岡山または倉敷までのアクセス方法についてはこちらのページを参考にしてください。
▶ 福岡から岡山・倉敷にアクセスする方法※高速バス・JR
登山口データ | |
アクセス難易度 | 😭 |
山岳名 | 矢筈山、矢筈城跡 |
登山口名 | 千磐神社、若宮神社 |
最寄りバス停 | – |
最寄り駅 | 知和駅、美作河井駅(以上、JR因美線) |
矢筈山の登山口 千磐神社と若宮神社にアクセスする方法
~ JR因美線の知和駅または美作河井駅から歩く ~
STEP1
(岡山駅から知和駅または美作河井駅まで)
岡山駅からJR津山線(津山方面行き)に乗車し、津山駅でJR因美線(知頭方面行き)に乗り換えて、知和駅または美作河井駅で下車する。
※運賃は知和までは1,490円、美作河井までは1,660円。
※千磐神社から登る場合は知和駅で下車してください。
※若宮神社から登る場合は美作河井駅で下車して下さい。
STEP2
(知和駅・美作河井駅から千磐神社・若宮神社まで)
千磐神社から登る場合
千磐神社から登る場合は知和駅で下車した後、駅前の小路を東に進んでください。
踏切から600mほど歩き、車道の右手に金属製の鳥居が見えたら右に入り…
(※ここが千磐神社の参道の入口となります)
石段を上り、県道6号線を越えたら正面が矢筈城跡(矢筈山)の登山口となる千磐神社です。
本殿裏手から矢筈山城跡(矢筈山)の登山コースに入ってください。
知和駅から矢筈山の登山口となる千磐神社までの道順はこんな感じです(※グーグルマップの都合上、千磐神社の参道入口までの道順)。
若宮神社から登る場合
若宮神社から登る場合は美作河井駅で下車した後、駅前の車道を県道6号線の方に歩いてください。
50mほど先の右側に暗渠の入口がありますので、ここから右に下りて線路の下を潜り抜けましょう。
駅の反対側に出たらすぐに右に折れて”美作河井転車台”の方に進み、転車台跡の裏手から若宮神社の方に進み、矢筈山を目指してください。
(※もっとも矢筈城跡登山の順路としては前述の千磐神社から登って美作河井駅に下山するというのがオーソドックスなコースとなりますので、こちらから登ると逆ルートになります。)
美作河井駅から矢筈山の登山口となる若宮神社までの道順はこんな感じです(※グーグルマップの都合上、美作河井駅横の暗渠の入口までの道順)。
参考サイト
JRおでかけネット
https://www.jr-odekake.net/