スピンオフ企画第二弾、 「トホトホ登山口」の記念すべき第1回目の舞台に選ばれた駅は、九州の玄関口 博多駅です
徒歩でどこまで遠くの登山口にたどり着けるのか?
そして
どこまで遠くの山に登ることができるのか?
普段あまり行くことのない西側に行ってみようということで、博多駅から一路糸島半島を目指します。
毘沙門山~柑子岳~天ヶ岳~灘山あたりまで縦走しようという腹積もりで博多駅に降り立ったのですが・・・
2013年2月某日・・・
この日の天気予報は「晴れ」。
博多駅の始発電車到着時刻04:45をスタート時刻に設定。
人気のない博多駅前からこっそり歩き始めました。
現在の気温は5℃。ダウンジャケットのフードかぶらないと寒い。
仕事帰りのおねえさんと酔っ払いが一人二人歩いてるだけのゴーストタウン。
そのまま直進し、国体道路を左折して中州方面に。
さすがは「眠らない街、中州」。この時間でも人通りが多いです。
ちなみに天神方面に向かって右側がクラブやキャバクラなどが集まる「とっても大人エリア」。向かって左側が風俗店が集う「すっごく大人エリア」になっています。
しかし・・・
今日は「すっごく大人」になっている場合ではないので下半身を抑えつつ・・・
この先で大通りに出るので左折して明治通りを歩きましょう。
天神着05:15。たまに天神~博多を歩くことがありますが、今日は「登山」という意識で歩いているためか、いつもより楽に感じます。
このまま明治通りをひたすら直進です。
先を急ぐ旅でもないので大手門に寄って行こうと思います。
何年も福岡に住んでいますが大手門に行くのはこれがお初です。
お月様をバックに大手門と潮見櫓を撮影。構図が決まらず20分ほどあっちから撮りこっちから撮りしてました(その結果がこの写真・・・)。
大手門は明治通りからお濠を渡ってすぐのところにあります。
やっぱりお城はかっこいい。
店員さんに一言断ってトイレに直行。
出すものを出したらイイ気分で登山再開です。
06:25西新着。いったい何時になったら夜が明けるのでしょうか。
「逆さ福岡タワー」いかがでしょうか?
参道入口の提灯に誘われて本殿まで登ってみます。
2拝2拍手1拝をやってみますが、何度やってもイマイチぎこちない・・・
ちなみに、かつて愛宕山にはロープウェイ(ケーブルカー)が運行されていたそうです。
日本で2番目に開業したケーブルカーだったのですが、従業員の徴兵や設備が軍に供出されたことにより昭和18年に閉鎖したそうです。
お腹がすいたため、姪浜駅の某ハンバーガーショップで20分ほどプチ休憩。
ついでに便意を催したので駅員さんにお願いして駅構内のトイレを拝借。
姪浜駅を08:00に出発。20分程で生の松原に到着しました。
元寇防塁があるので行ってみます。こちらもお初です。
予想に反し、意外にきれいに残っている防塁。初めて見るのでちょっと感動。
波の音を聞くのも久しぶりです。
生の松原の西端に着きました。糸島半島の東側の山々がすぐそこに迫ってきます。
右端はかつて石切り場のあった毘沙門山。真ん中は浜崎山。左端は戦国期に山城が築かれていた柑子岳。
生の松原の西端に永垂山という海岸線に少し突き出た山があるのですが、当初登る予定ではなかったこの山を面前にして、急激に登りたい欲求にかられて急遽登山口を探すことに・・・
しかし、30分ほど付近を歩きまわって探したものの見つからず・・・
結局、車道を歩いて長垂山の下をぐるりと回るようにして進みます(なんか長垂山に負けたような気分)・・・
・・・と歩いていると左手に何やら公園らしき施設が・・・
登山口を見つけたからには避けて通れません。
予想どおりなので許容範囲内です。
本日一座目。山頂到着時刻は09:35。
山頂の少し手前に展望が利く場所があります(中腹にも展望所あり)。
なお、長垂山へのアクセスする方法については『長垂山の登山口 長垂公園(姪浜駅から乗合マイクロバスに乗る)』のページに詳細を記載しています(太閤水や長垂寺についても記載あり)。
長垂山を下山して再び車道を歩きます(写真は長垂公園から今宿方面に歩いた場所にある長垂海浜公園バス停)。
毘沙門山方面には長垂の海岸線を歩いたほうが近いのですが、食糧を買うため今宿駅に寄り道します。実はザックの中にはトレッキングシューズと500mlのペットボトルしか入っていなかったのです。
10:10今宿駅着。駅前のコンビニでおにぎりと菓子パンを購入。
長くなったので前編はここまで。
残りは後編『博多駅から登山口まで歩いてみた(長垂山~毘沙門山縦走)後編』につづく