スピンオフ企画第2弾 トホトホ登山口 「博多駅編」の後篇です。
前編をまだ読んでいない人は『博多駅から登山口まで歩いてみた(長垂山~毘沙門山縦走)前編』のページをご覧ください。
なにやら前方に山が見えてきました。
持参したポケット地図(昭文社文庫判福岡都市図)を見てみると「今山(80.8m)と記載されてます。
麓の熊野神社が登山口のようなのでココからから登ってみます。
山頂はもう少し先のはずなので、もうちょっと登ってみます。
山頂の白髭大明神の御神体は龍を想わせる巨大な岩です。
神々しい雰囲気が漂っています。こういう場所大好き。
ちなみにこの今山は弥生時代の遺跡で、この山で産出される玄武岩を石斧に加工していたらしいですね。
なお、今山(今山遺跡)へのアクセス方法の詳細は『今山の登山口 熊野神社と今山遺跡(今宿駅前で昭和バスに乗る)』のページでご確認ください。
今山の山頂から下山し、熊野神社の入口から再び車道を北に歩き出します。
すると、正面に浜崎山が見えてきました。
昭和バスの日赤入口バス停の手前で右折し、漁港の方向に進みます。
登山口がわからないので、近所のおばあさんに聞いてみることに。
ここまで来ると方言も異なるらしく、初めて聞くイントネーションに戸惑いながらも「この先のお宮さんから登る」らしいことが判明。
お礼を言って歩くこと約5分。左手にお宮さんを発見しました。どうやらここが浜崎山の登山口らしいです。
いちおう、テープが張られているのでそれに従って歩いてみました。
なお、浜崎山へのアクセス方法の詳細は『浜崎山の登山口 熊野神社(昭和バスの日赤入口バス停から歩く)』のページでご確認ください。
意外に広い浜崎山頂。展望はゼロ。下山しようと来たルートをそのまま戻りますがルートを見失い赤十字病院の駐車場に下山してしまいました。登山道は荒れているので皆さんもお気を付け下さい。
しかし、浜崎山を下山したあたりから太ももの付け根に痛みが発生。
普段の運動不足がたたったのか足が上がらなくなってきました。安物のスニーカーを履いているためか親指と小指の外側も痛くなり、少し不安がよぎります。柑子岳まで登れないかも・・・。
ガソリンスタンドのところから右折して今津の郵便局の方向に進みます。
昭和バスの今津バス停の手前から住宅街を歩いて登志神社を目指します。
この先にある登山口から毘沙門山に登ります。
なお、毘沙門山へのアクセス方法の詳細は『毘沙門山の登山口 登志神社(昭和バスの今津バス停から歩く)』のページをご覧ください。
13:00山頂着。眼下に延びる長浜海岸とその先に柑子岳が見えます。
毘沙門山は山頂まで舗装路が続いているので歩きやすいのですが、ここにきて太もも付け根と足先の痛みがかなりひどくなってきました。
食事採って下山したら14:00過ぎるだろうし、柑子岳の登山口に着くのは15:00回るだろうから・・・と登らなくていい理由を考え始める弱気な自分としばし格闘。
毘沙門山頂でおにぎりを食べた後、足を引きずりながら下山。「今日はここまでにしよう」といったん今津のバス停に戻りかけましたが、途中で「ここでやめたら『駅から徒歩でアクセス可能な登山口の限界に挑戦する』としたこの企画の趣旨はどうなるんだ?」「ここで投げ出した後ろめたさを一生背負っていくことができるのか?」と訳の分からない自問自答が始まり、やっぱり行けるところまで行ってみようと考え直して再び柑子岳を目指して歩き始めました。
14:15柑子岳の最寄バス停である昭和バスの大原橋バス停に到着。
正直言って足が痛くて歩けません。これから登るのはたとえ低山であっても危険と判断して断念しました。
なお、柑子岳へのアクセス方法は『柑子岳 一ノ谷登山口と村上登山口(白木神社)にアクセスする』のページをご覧ください。
ということで博多駅から徒歩でアクセス可能な登山口は
運動不足な人は「毘沙門山の登山口」
運動不足でない健康な人は「柑子岳の登山口」
という結果になりました。
今回歩いた道順を地図で示すとこんな感じになります。
山を4座登っているので、全行程の合計距離は27kmを超えるぐらいだと思います。