佐野市の北に悠然と佇む唐沢山(249m)。
(📷 画像は唐沢山の山頂にたたずむ唐沢山神社の拝殿と本殿。周囲を囲む石垣群がかつてここに唐沢山城の本丸があったことを偲ばせてくれます。)
栃木県内でも人気のトレッキングエリアだけあって唐沢山のハイキングコースも複数整備されているようですが、南側からアプローチする場合は南山麓にある露垂根神社から唐沢山へのトレイルにはいつことが可能です。
唐沢山(唐沢山神社※唐沢山城跡)の南の登山口となる露垂根神社に直接アクセスする路線バスはありませんが、県道141号線の犬伏町の交差点までは佐野市の市営バスも乗り入れていますので、そこから2kmほどの車道歩きを厭わないというのであれば公共交通機関を利用したハイキングも比較的簡単です。
そこで今回は、唐沢山(唐沢山神社※唐沢山城跡)の南側の登山口となる露垂根神社に佐野市の市営バスを利用してアクセスする法歩をご紹介することにいたしましょう。
なお、唐沢山(唐沢山城跡)と諏訪岳のハイキングコースに東側の村檜神社からアプローチする場合はこちらのページを参考にしてください。
▶ 諏訪岳・唐沢山の登山口 村檜神社にバスでアクセスする方法
登山口データ | |
アクセス難易度 | 😭😭 |
山岳名 | 唐沢山(唐沢山城跡)、諏訪岳 |
登山口名 | 露垂根神社(つゆしねじんじゃ) |
最寄りバス停 | 犬伏下町バス停(佐野市営バス:さーのって号犬伏線) |
最寄り駅 | 佐野駅(東武佐野線) |
唐沢山(唐沢山城跡)の登山口 露垂根神社にアクセスする方法
~ 佐野駅から佐野市の市営バスに乗る ~
STEP1
(新宿駅から堀米駅まで)
新宿駅からJR埼京線(川越方面)に乗車し、大宮駅でJR宇都宮線(宇都宮方面)に乗り換えて、久喜駅で東武伊勢崎線(館林方面)に、館林駅で東武佐野線(葛生方面)に乗り継いで、佐野駅で下車する。
※運賃は1,390円(新宿~久喜860円、久喜~佐野530円)。
※上記の他に、新宿駅からJR山手線(池袋方面)に乗車し、池袋駅でJR湘南新宿ライン(高崎方面)に、赤羽駅でJR宇都宮線(宇都宮方面)に乗り換えて、久喜駅で東武伊勢崎線(館林方面)に、館林駅で東武佐野線(葛生方面)に乗り継ぐ方法などもあります。
STEP2
(佐野駅から犬伏下町まで)
佐野駅(南口)バス停から佐野市の運行する市営バス「さーのって号」の「佐野新都市バスターミナル行き(犬伏線)」に乗車し、犬伏下町で降車する。
※運賃は310円。
※バスは佐野新都市バスターミナルから乗車することも可能です。
⏰ コミュニティバスの時刻表を作りましたので参考にしてください。
佐野駅~犬伏下町 バス時刻表(※2022年版) | |||
– | 佐野駅 | 犬伏下町 | 新都市BT |
○ | 09:55 | 10:02 | 10:25 |
○ | 11:25 | 11:32 | 11:55 |
○ | 12:25 | 12:32 | 12:55 |
○ | 15:25 | 15:32 | 15:55 |
○ | 17:17 | 17:24 | 17:47 |
○:毎日運行 | |||
⚠ 時刻表は最新のものを確認してください。 |
⏰ 帰りの時刻表はこちらです。
犬伏下町~佐野駅 バス時刻表(※2022年版) | |||
– | 新都市BT | 犬伏下町 | 佐野駅 |
◇ | 07:00 | 07:22 | 07:35 |
○ | 08:30 | 08:52 | 09:05 |
◆ | 09:50 | 10:12 | 10:25 |
○ | 11:40 | 12:02 | 12:15 |
○ | 13:40 | 14:02 | 14:15 |
○ | 15:40 | 16:02 | 16:15 |
○:毎日運行 ◇:平日のみ運行 ◆:土日祝のみ運行 | |||
⚠ 時刻表は最新のものを確認してください。 |
STEP2
(犬伏下町から露垂根神社まで)
犬伏下町バス停から唐沢山(唐沢山城跡)の登山口となる露垂根神社まで歩く。
犬伏下町バス停から唐沢山(唐沢山城跡)の登山口となる露垂根神社までの道順はこんな感じです。
ワンポイントアドバイス
佐野駅から露垂根神社まで歩く場合
佐野駅から露垂根神社の参道入口までの道順はこんな感じになります。
第二駐車場から古戦場を経由して鏡岩の方に登る場合
第二駐車場まで上がったら駐車場から左に100mほど林道を歩いたところに古戦場から鏡岩に向かうハイキングコースの入口があります。
なお、第二駐車場のハイキングコース入口については堀米駅からのアクセス方法をレポートしたこちらのページで詳しく解説していますので参考にしてください。
露垂根神社の参道入口から第二駐車場への遊歩道の入口までの道順はこんな感じになります。
蛇足
真田父子の犬伏の別れについて
前述した犬伏下町バス停の東側の犬伏町交差点を左折せずにそのまま県道270号線を600mほど直進すると「犬伏の別れ」で有名な薬師堂があります。
「犬伏の別れ」とは、関ヶ原の戦いに際して、上杉討伐に向かう家康に従っていた真田父子が家康方に付くか石田方(豊臣方)に付くか選択を迫られた際、いずれが勝利しても真田家が存続できるよう、昌幸と次男の信繁(幸村)は石田方(西軍)に、長男の信幸(信之)は家康方(東軍)に味方することに取り決め、父子が敵味方になって別れを告げた逸話をいいます。
その真田父子の協議が行われたのがこの薬師堂で、現在では真田ゆかりの地として地元の住民に大切に祀られているようです。興味がある人は下山後にでも足を運んでみるのも良いでしょう。
なお、犬伏町の交差点から薬師堂までの道順はこんな感じになります。