奥秩父にそびえる甲武信ヶ岳(2475m)。
甲斐(山梨)・武蔵(埼玉)・信濃(長野)の三つの国境に位置することからそう名付けられた埼玉最高峰の山岳で、その歩きごたえのある登山道が関東甲信越の熟練登山者を魅了し続けている東日本屈指の秀峰として知られています。
関東でも人気の山岳だけあって登山ルートも複数整備されているようですが、埼玉県の奥秩父方面から雁坂峠を経由して甲武信岳の東尾根にアプローチするコースを取る場合は、秩父湖の西に位置する川又の雁坂峠登山口から入山するコースを利用します。
(📷 画像は国道140号線の川又にある甲武信ヶ岳の雁坂峠登山口)
雁坂峠登山口のある川又までは秩父鉄道の三峰口駅から路線バスも運行されていますので公共交通機関を利用したハイキングも特に問題ありません。
そこで今回は、甲武信ヶ岳の登山口となる川又の雁坂峠登山口に路線バスを利用してアクセスする方法をご紹介することにいたしましょう。
なお、今回は新宿駅発着のアクセス方法となりますので、福岡市内から新宿(東京)までのアクセス方法についてはこちらのページを参考にしてください。
▶ 福岡から東京にアクセスする方法(ジェットスター航空を使う)
ちなみに、甲武信ヶ岳(甲武信岳)に他の登山口から入山する場合はこちらのページを参考にしてください。
▶ 秩父湖の栃本から → 甲武信岳・白泰山の登山口 栃本関所跡にバスでアクセスする方法
▶ 長野の毛木平から → 甲武信ヶ岳の登山口 毛木平に村営バスでアクセスする方法
▶ 山梨市の西沢渓谷から → 甲武信岳の登山口 西沢渓谷入口にバスでアクセスする方法
登山口データ | |
アクセス難易度 | 😭 😭 😭 |
山岳名 | 甲武信ヶ岳(甲武信岳) |
登山口名 | 雁坂峠登山口 |
最寄りバス停 | 川又バス停(西武観光バス、秩父市営バス) |
最寄り駅 | 三峰口駅(秩父鉄道) |
甲武信ヶ岳の雁坂峠登山口(川又)にバスでアクセスする方法
~ 秩父鉄道の三峰口駅から路線バスに乗る ~
STEP1
(新宿駅から西武秩父駅まで)
新宿駅からJR山手線に乗車し、池袋駅で西武池袋・秩父線(急行飯能行)に乗り換え、飯能駅で西武池袋・秩父線(各停西武秩父行)に乗り継いで、西武秩父駅で下車する。
※運賃は新宿~池袋160円、池袋~西武秩父790円。
※池袋駅から西武池袋線の特急ちちぶ(西武秩父行)に乗車しても構いません(※指定席700円が別途必要)。
※西武新宿駅から西武新宿線(本川越行)に乗車し、所沢駅で西武池袋・秩父線(飯能行)に、飯能駅で西武池袋・秩父線(西武秩父行)に乗り継ぐ方法などもあります(※この場合の運賃は790円)。
STEP2
(西武秩父駅から御花畑(芝桜)駅まで)
西武秩父駅から秩父鉄道の御花畑(芝桜)駅まで徒歩で移動する。
西武秩父駅から秩父鉄道の御花畑駅までの道順はこんな感じです。
STEP3
(御花畑(芝桜)駅から三峰口駅まで)
御花畑(芝桜)駅から秩父鉄道の三峰口駅方面行き電車に乗車し、終点の三峰口駅で下車する。
※ 運賃は440円。
STEP4
(三峰口駅から川又まで)
(1)中津川行きのバスに乗る場合
三峰口駅バス停から西武バスの運行する「中津川」行き路線バス(中津川線)に乗車し、川又で降車する。
※ 運賃は650円。
⌚ 路線バスの時刻表はこちらのページに掲載しているものを確認してください。
(2)大滝温泉游湯館でバスを乗り換える場合
三峰口駅バス停から西武バスの運行する「三峯神社(三峯神社線)」または「大滝老人福祉センター(三峰口線)」行き路線バスに乗車し、大滝温泉游湯館で「川又」行き路線バスに乗り換えて、川又で降車する。
※ 温泉で体を休めたい場合はこちらでの乗り換えを検討してもよいかもしれません。
※ 運賃は三峰口駅~大滝温泉游湯館の区間が370円、大滝温泉游湯館~川又の区間が440円。
📷 三峰口駅バス停(https://goo.gl/maps/VYUubTDnLYJ2)。
📷 大滝温泉游湯館バス停(https://goo.gl/maps/USFwf7yiTNr)。
📷 川又バス停(https://goo.gl/maps/urB3Hff8LiT2)。
⌚ 大滝温泉游湯館までのバスの時刻表はこちらのページに掲載しています。
▶ 雲取山・三峰山の登山口 三峯神社にバスでアクセスする方法
STEP5
(川又バス停から雁坂峠登山口まで)
川又バス停から甲武信ヶ岳の登山口となる雁坂峠登山口まで歩く。
川又でバスを降車したら、バス停前の国道140号線を西に雁坂トンネル方面に進んでください。
川又バス停から1.3kmほど歩いたら、車道の右側に雁股峠の登山口がありますので…
ここから雁股峠への登山道に入り、甲武信ヶ岳を目指してください。
川又バス停から甲武信ヶ岳の登山口となる雁坂峠登山口までの道順はこんな感じです。
ワンポイントアドバイス
秩父市の市営バスを利用する場合
大滝温泉游湯館と川又の間では秩父市の市営バス「せせらぎ号(川又線)」も運行されていますので、上記で紹介した西武バスを乗り継ぐのではなく、西武バスの路線バスで大滝温泉游湯館まで移動し、秩父市の市営バスに乗り換えてアクセスすることも可能です。
※なお、大滝温泉游湯館から川又までの市営バスの運賃は210円。
市営バスの運賃は西武バスの路線バスの半額以下なので、時間帯によっては市営バスを利用した方が良いかもしれません。
⌚ 三峰口駅(または西武秩父駅)から西武バスの路線バスに乗車し、大滝温泉游湯館で秩父市営バスの「せせらぎ号(川又線)」に乗り換える場合の時刻表はこちらのページに掲載したものを参考にしてください。
▶ 甲武信岳・白泰山の登山口 栃本関所跡にバスでアクセスする方法
参考サイト
西武鉄道
https://www.seiburailway.jp/
秩父鉄道
https://www.chichibu-railway.co.jp/