群馬県南牧村の最西端、長野の佐久市との境界近くに位置する立岩(1265m)。
ジャンダルムを彷彿とさせる台形状の岩壁が特徴的な南牧村を代表する岩峰です。
南牧村には黒瀧山や鹿岳、烏帽子岳など数多くの岩峰が散在していますが、その中でも最も奥深いところにある岩稜の一つであることから”群馬最後の秘境”と呼ばれても不思議ではない神秘的なハイキングスポットとして知られています。
立岩の登山ルートは南山麓の威怒牟幾不動分岐を起点に、経塚山分岐まで登って南下するルートと東立岩まで登って北上するルートを周回するコースをとるのが一般的。
威怒牟幾不動分岐は落差35mと言われる名勝”線ヶ滝”のすぐ近くにあり、群馬と長野の県境に鎮座する荒船山への登山コースの入口ともなっていて、周辺のハイキングコースのランドマーク的な要衝です。
(📷 画像は立岩・荒船山の南側の登山口手前にある名勝、線ヶ滝)
登山口手前にある線ヶ滝までは林道も整備されていますので、アクセスにマイカーやレンタカーを利用する場合はそれほど不便は感じません。
もっとも、路線バスなどの公共交通機関は線ヶ滝方面に乗り入れていませんので、バスなどを利用してハイキングを行う場合は約8kmほど離れた南牧バスのバス停から長距離の車道歩きが必要となる公共交通機関ハイカー泣かせのアクセスが困難な山岳となっています。
そのため、どちらかというとマイカー登山者向けの山岳ということになりますが、今回は立岩と荒船山の登山口となる線ヶ滝(威怒牟幾不動分岐)に南牧村の村営バス(南牧バス)を利用してアクセスする方法をご紹介することにいたしましょう。
なお、今回は新宿駅発着のアクセス方法となりますので、福岡市内から新宿(東京)までのアクセス方法についてはこちらのページを参考にしてください。
▶ 福岡から東京にアクセスする方法(ジェットスター航空を使う)
ちなみに、荒船山の登山道に群馬県の下仁田町方面から入る場合はこちらのページを
▶ 荒船山の登山口 内山峠に下仁田町の町営バスでアクセスする方法
▶ 荒船山の相沢登山口(三ツ瀬)にバスでアクセスする方法
また、長野県の初谷方面から登山道に入る場合はこちらのページを参考にしてください。
▶ 荒船山の登山口 荒船不動尊と内山峠にバスでアクセスする方法
登山口データ | |
アクセス難易度 | 😭😭😭 |
山岳名 | 立岩(たついわ)、荒船山 |
登山口名 | 線ヶ滝、立岩・荒船山登山道入口、威怒牟幾不動(いぬむきふどう)分岐 |
最寄りバス停 | 羽根沢バス停(南牧村村営バス「南牧バス」) |
最寄り駅 | 下仁田駅(上信電鉄) |
立岩・荒船山の登山口 南牧村の線ヶ滝にアクセスする方法
~ 上信電鉄の下仁田駅から南牧村の村営バス(南牧バス)に乗る ~
STEP1
(新宿駅から下仁田駅まで)
新宿駅からJR山手線(池袋方面)に乗車し、池袋駅でJR埼京線(川越行き)に、赤羽駅でJR高崎線(高崎行き)に乗り継ぎ、高崎駅で上信電鉄(下仁田行き)に乗り換えて、終点の下仁田駅で下車する。
※ 運賃は3,050円(JR区間1,940円、上信電鉄区間1,110円)。
※上記の他にも新宿駅からJR湘南新宿ラインの特別快速(高崎行き)に乗車し、高崎駅で上信電鉄(下仁田行き)に乗り換える方法(運賃同額)などもあります。
STEP2
(下仁田駅から羽根沢まで)
下仁田駅バス停から南牧村の運行する「熊倉」「勧能」行き村営バス(南牧バス)に乗車し、羽根沢で降車する。
※ 運賃は450円。
📷 下仁田駅バス停(https://goo.gl/maps/hBfbsHohmXm)。
※バス停は駅北口にあります。
📷 羽根沢バス停(https://goo.gl/maps/nkhcupVnYsxfGadE9)。
⌚ 村営バスの時刻表はこちらのページに掲載したものを参考にしてください。
STEP3
(羽根沢バス停から線ヶ滝・威怒牟幾不動分岐まで)
羽根沢バス停から立岩の登山口となる線ヶ滝と威怒牟幾不動分岐まで歩く。
羽根沢でバスを降車したら、バス停横のT字路を右に入り県道201号線を線ヶ滝方面に進んでください。
(※マイカーの場合はここに駐車できます)
立岩・荒船山の登山口となっていますので道標に従ってその先の威怒牟幾不動分岐から立岩または荒船山の登山道に入ってください。
(※トイレはありません)
羽根沢バス停から立岩の登山口となる線ヶ滝と立岩・荒船山登山口(威怒牟幾不動分岐への入口)までの道順はこんな感じです。
参考サイト
JR東日本
https://www.jreast.co.jp/
上信電鉄
https://www.joshin-dentetsu.co.jp/