日高川町の山間に聳えたつ矢筈岳(810.8m)と田尻城跡(751m)。
田尻城は清流、日高川を天然の堀として利用した難攻不落の要害で、600年を経た現在でも多くの登山者を圧倒し続ける日高川町の秀峰として知られています。
登山ルートは日高川町の「県道たかの金屋線」を鷲の川の滝の入口まで行き、「林道田尻谷線」に入ってから丸太橋を経由するコースが整備されているようです。
(📷 画像は林道田尻谷線の入口。)
登山口までのアクセスは自家用車があると便利ですが、本数は少ないもののコミュニティバスが登山口に歩いていける距離まで通じていますので公共交通機関を利用したハイキングも不可能ではありません(※ただしバスの発着時刻の関係上、登山口到着が午後になってしまうため山中での野宿が必須となります)。
そこで今回は、矢筈岳と田尻城跡の登山口となる林道田尻谷線の丸太橋に路線バスを利用してアクセスする方法をご紹介することにいたしましょう。
なお、今回は和歌山駅発着のアクセス方法となりますので、和歌山までのアクセス方法についてはこちらのページを参考にしてください。
▶ 大阪から和歌山にアクセスする方法(JR・南海電車)
登山口データ | |
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山岳名 | 矢筈岳、田尻城跡 |
登山口名 | 丸太橋(林道田尻谷線)、鷲の川の滝 |
最寄バス停 | 高津尾バス停(御坊南海バス・日高川線) |
小釜本バス停(日高川町 – 高津尾・川中周回線) | |
最寄駅 | – |
矢筈岳・田尻城跡の登山口にバスでアクセスする方法
~ 道成寺駅または御坊駅から路線バスに乗る ~
STEP1
(和歌山駅から道成寺駅または御坊駅まで)
和歌山駅からJR紀勢本線(御坊行き)に乗車し、道成寺駅(または御坊駅)で下車する。
※ 運賃は970円(※特急くろしおに乗車する場合は特急券1,490円が別途必要)。
STEP2
(道成寺駅から高津尾まで)
道成寺駅バス停(または御坊駅バス停)から御坊南海バスの運行する川原河行き路線バス(日高川線)に乗車し、高津尾で降車する。
※ 運賃は660円(※御坊駅から乗車の場合は770円)。
📷 道成寺駅バス停(https://goo.gl/maps/nH7KfZ84Vj8EJpNDA)。
📷 御坊駅バス停(https://goo.gl/maps/zFemb3gQw8psrWZb9)。
📷 高津尾バス停(https://goo.gl/maps/CkDe5fPWCERpiGkJ7)。
⌚ 路線バスの時刻表はこちらのページに掲載したものを参考にしてください。
▶ 白馬山・城山の登山口 川原河と桂木峠にバスでアクセスする方法
STEP3
(高津尾から小釡本まで)
高津尾バス停から日高川町の運行するコミュニティバスの「高津尾・川中周回線」に乗車し、小釡本で降車する。
※ コミュニティバスの運賃は1乗車200円。
📷 高津尾バス停(https://goo.gl/maps/CkDe5fPWCERpiGkJ7)。
📷 小釡本バス停(https://goo.gl/maps/2NMumTdSgaosCHWP7)。
⌚ コミュニティバスの時刻表を作りましたので参考にしてください。
高津尾~小釡本 コミュニティバス時刻表(※2022年版より抜粋) | ||||||
※毎日運行 | ||||||
– | 右回り | 左廻り | ||||
高津尾 | 06:35 | 08:44 | 13:50 | 12:22 | 17:22 | 18:22 |
小釡本 | 06:53 | 09:02 | 14:08 | 12:04 | 17:04 | 18:04 |
高津尾 | 07:07 | 09:16 | 14:22 | 11:50 | 16:50 | 17:50 |
⚠ 時刻表は日高川町のサイトで最新のものを確認してください。 |
STEP4
(小釡本または古川バス停から登山口まで)
林道田尻谷線の丸太橋から登る場合
小釡本バス停から林道田尻谷線の丸太橋まで歩く。
小釡本でバスを降車したら、バス停の西側に見える小釡本橋を渡ってください。
この道が県道たかの金屋線となりますので、左折したらそのまま車道を道なりに真っ直ぐ進んでください。
バス停から2kmほど歩いたところの分岐を左に進むと林道田尻谷線(矢筈岳登山道)となりますので、丸太橋まで林道を道なりに進んでください。
小釡本バス停から林道田尻谷線の丸太橋までの道順はこんな感じです。
なお、林道田尻谷線の入口分岐を右に進んだら、少し先に鷲の川の滝の駐車場がありますので…
そこから鷲の川の滝経由で林道田尻谷線(矢筈岳登山道)に入っても良いでしょう。
参考サイト
JR西日本
https://www.westjr.co.jp/