大峰山脈の南端に並び立つ笠捨山(1352.3m)と行仙岳(1226.9m)。
登山ルートはいくつかあるようですが、登山コースとなっている大峯奥馳道に行仙岳の山頂直下から入山する場合は、行仙岳を東西に貫く国道425線(酷道としても有名)の白谷トンネル東出口そばの登山口を利用するのが通常です。
(※ 画像は国道425号線の白谷トンネル東側にある笠捨山・行仙岳登山口)
白谷トンネルは西の十津川村と東の下北山村の中間にあるため、東西からアプローチすることが可能ですが、1000mほどの標高まで上がる必要があるため、当然ながら路線バスは運行されていません。
もっとも、西側の山麓にある21世紀の森森林植物公園の入口までは十津川村の運行する村営バスが運行されていますので、そこから長距離の徒歩移動を厭わないというチャレンジ精神旺盛な暇を持て余した貧乏ワイルドハイカーの人であれば、公共交通機関を利用したハイキングも不可能ではないでしょう。
そこで今回は、笠捨山と行仙岳の白谷トンネル東側の登山口に十津川村の村営バスを利用してアクセスする方法をご紹介することにいたしましょう。
なお、今回は大阪・梅田発着のアクセス方法となりますので、福岡市内から梅田までのアクセス方法についてはこちらのページを参考にしてください。
▶ 福岡市内から大阪(梅田・新大阪)にアクセスする方法
ちなみに、大峰奥馳道や笠松山などにその他の登山口から入山する場合はこちらのページを参考にしてください。
登山コース | 該当ページへのリンク |
上葛川から玉置山 | 玉置山の登山口(上葛川側)にバスでアクセスする方法 |
上葛川から笠捨山・奥馳 | 笠捨山・蛇崩山(奥馳道)の登山口 上葛川にアクセスする方法 |
森林植物公園から奥馳道 | 大峯奥馳道の登山口 21世紀森林植物公園にアクセスする方法 |
R425から地蔵岳へ | 地蔵岳・東屋岳の国道425号線沿いの登山口にアクセスする方法 |
折立から玉置山へ | 玉置山の登山口 折立にバスでアクセスする方法 |
登山口データ | |
アクセス難易度 | 😭😭😭😭😭 |
山岳名 | 笠捨山、行仙岳 |
登山口名 | 笠捨山・行仙岳登山口(白谷トンネル東側登山口) |
最寄バス停 | 森林植物公園口バス停(十津川村村営バス) |
最寄駅 | – |
笠捨山・行仙岳の登山口 白谷トンネル東口にアクセスする方法
~ 十津川村役場で村営バスに乗り換える ~
STEP1
(梅田から五条駅まで)
大阪駅からJR環状線(京橋方面)に乗車し、鶴橋駅で近鉄大阪線に乗り換え、大和高田駅(高田駅)でJR和歌山線に乗り換えて、五条駅で下車する。
※ 運賃の合計は1,190円(鶴橋までの運賃は180円、大和高田まで500円、五条まで510円)。
STEP2
(五条駅から十津川村役場まで)
五條駅バス停(南口・南方面のりば)から奈良交通の運行する「十津川」または「新宮駅」行き路線バスに乗車し、十津川村役場で降車する。
※ 運賃は2,400円。
※十津川・新宮駅行き路線バスは、駅南口の南方面のりばから乗車してください。
⌚ 路線バスの時刻表はこちらのページに掲載したものを参考にしてください。
STEP3
(十津川村役場から森林植物公園口まで)
十津川村役場バス停から十津川村の運行する村営バスの「瀞八丁行き(瀞八丁・大野線)」に乗車し、森林植物公園口で降車する。
※ 運賃は600円。
⌚ 村営バスの時刻表は、笠捨山・蛇崩山・奥馳道の登山口へのアクセス方法をレポートしたこちらのページに掲載したものを参考にしてください。
▶ 笠捨山・蛇崩山(奥馳道)の登山口 上葛川にアクセスする方法
STEP3
(森林植物公園口バス停から白谷トンネル東側の登山口まで)
森林植物公園口バス停から白手にトンネル東側にある笠捨山・行仙岳の登山口まで歩く。
(※左の画像は反対側の下北山村方面から登山口前を撮影したもの)
森林植物公園口バス停から白谷トンネル東にある笠捨山と行仙岳の登山口までの道順はこんな感じです。
※ ただし、今回ご紹介したアクセス方法は、徒歩移動の距離が15kmを超えているため現実的には公共交通機関を利用したアクセスは難しいと思いますので、アクセスにはマイカーを利用する方が良いでしょう(※登山口周辺の路肩に駐車スペースはいくつもあるのでマイカー利用は問題ありません)。
参考サイト
JRおでかけネット
https://www.jr-odekake.net/
近畿日本鉄道
https://www.kintetsu.co.jp/