前回は大里宿の長崎番所跡から手向山(たむけやま)までを歩きました。
今回は手向山から赤坂海岸を通り、小倉城下に入ります。
画像は、今回通ることになる小倉城下の閻魔堂(えんまどう)。
今回の見どころ・・・高浜橋、赤坂(高浜)海岸の松並木、閻魔堂、庚申塔など
【竜馬をゆく】
長崎街道 手向山から小倉城下の閻魔堂まで
(門司往還)
まずは手向山公園入口からJRの線路を右に見て国道3号線を南下しましょう。
本来の長崎街道はこの付近から斜めに横切って海岸沿いを通るのですが、現在はJRの線路となっていて歩くことが出来ません。
なので、とりあえず少し先の赤坂一丁目の交差点を右折して・・・
JRの高架下(ガード)をくぐり抜けましょう。
「この先行き止まり」の標識が立てられていますが、かまわず進みます。
高架(ガード)を抜けるとすぐに小さな橋があります。この橋が高浜橋。
長崎街道はこの高浜橋を渡って道なりに真っ直ぐなのですが、現在はこの100mほど先で行き止まりとなっています。
そのため、この高浜橋は渡らず、川沿いの歩道を通って奥に見える国道199号線に出ましょう。
国道に出たら左折して国道199号線を小倉方面に向けて歩きます。
長崎街道は国道199号線の左側の私有地を通っているので、しばらくの間国道歩きとなります。
※ちなみに、この199号線合流地点から少し門司方面に行った線路際に猿田彦大神があるはずなのですが、見つけることが出来ませんでした。興味のある方は探してみてください。
国道から右を見ると、海峡の向こうに下関が見えます。
しばらく国道を歩きます。ナフコ手前の末広町の信号から左に入れるようなので左折してみましょう。
さらに100mほど先の自販機のところから右折してみます。
どうやら長崎街道に復帰できたみたいです(※末広町の信号より少し手前にもう一つ左に入る道があるみたいです)。
その先200mほど先に赤坂海岸(高浜海岸)の松並木がありました(ちなみに右側を走っているのは国道199号線)。
松並木が終わる地点からは国道に並走する路地に入ります(※画像の進入禁止の標識が立っている道が長崎街道)。
だいたいここの辺りから小倉城下に入るようです。
松並木終了地点から50mほど先の右側に「えんま堂」があります。
大音響でお経が流れていました(多分録音のもの)。
※ちなみに閻魔堂では、祭日となる1月16日と8月16日に限り、江戸末期の絵師村田応成が描いたと伝わる「地獄・極楽の絵図」が開帳されるそうです。
長崎街道はこのまま道なりに真っ直ぐなのですが、ちょっと寄り道しましょう。
閻魔堂前のT字路を左折し、50mほど先のT字路も左折します。
さらにそのすぐ先の小道を左に入ると庚申塔(こうしんとう)があり、そのすぐ先にはお地蔵さん(北山越地蔵)が祀られていました(※庚申塔については後述の街道プチ知識を参照ください)。
閻魔堂に戻りましょう・・・
と思ったのですが、長くなったので今回の長崎街道旅行記はここまでにします。
続きはこちら≫ | 【竜馬をゆく】長崎街道 小倉城下の閻魔堂から常盤橋まで |
前回の記事はこちら≫ | 【竜馬をゆく】長崎街道 大里宿の長崎番所跡から手向山まで |
目次はこちら≫ | 【竜馬をゆく】~ 長崎街道を歩く ~ (目次) |
街道まっぷ
今回歩いた道順はこんな感じです。
高浜橋あたりで少し迷子になりましたが、今回の所要時間は50分程度でした。
街道プチ知識
庚申塔ってなぁに?
庚申塔とは、庚申信仰に由来する石塔で、60日に1度訪れる庚申の日に徹夜する庚申講を記念して建てられるものらしいです。
庚申信仰によると、庚申の日の夜には寝ている間に体の中のなんちゃらという虫が神様のところに行ってその人の悪事を報告するので寿命が短くなる。それを防ぐため徹夜をする・・・ということらしいのですが、難しいので詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
・庚申塔 – Wikipedia
・船橋市役所こどもホームページ|道ばたの文化財 庚申塔