今回は、小倉城下の到津口門跡から石櫃川に架かる五条橋までの区間を歩いてみます。
画像は今回の街道沿いで見ることのできる水かけ地蔵。
今回の見どころ・・・清水口門跡、水かけ地蔵、茶屋川橋、九州鉄道茶屋町橋梁など
【竜馬をゆく】
長崎街道 小倉城下の到津口門跡から五条橋まで
(筑前六宿)
まずは、到津口門跡前の県道270号線を南に進みます。
200mほど進むと裁判所前の金田の交差点に着きますので横断歩道を渡って裁判所の前に行きましょう。
裁判所の隣が拘置所(小倉拘置支所)となっているのですが、地図で確認したところ長崎街道は拘置所の正面玄関から1階を東側に突き抜けて、拘置所の裏口から右に折れるように延びています。
・・・が、拘置所の1階部分を通り抜けたいところなのですが、さすがにそういうわけにはいきません。
10分ほど悩んだ挙句、裁判所の左側から回り込むことにしました。
裁判所と拘置所の裏の道を南に進んだ先がS字カーブになっており、最初のカーブを曲がったところに清水口門跡がありました。
清水口門跡前でS字カーブの最後のカーブを右に曲がったら、すぐ隣の善龍寺を左に見て道なりに直進しましょう。
街道とは関係ありませんが、善龍寺の手前に旧陸軍の境界票がありました。
善龍寺の先で大通りが横切りますが、ここも道なりに直進します。
300mほど先でJR日豊本線の踏切を渡り、小学校のグラウンド左に見てさらに道なりに直進します。
その先で広めの通りが横切りますがここも直進します(画像の進入禁止の道に入ります)。
そのまま道なりに直進すると国道3号線に出ます。本来の長崎街道はここも真っ直ぐ進むのですが、現在ではご覧のとおりビルが建っていて通れません。
そのため、ここは右折して3号線を西に進みましょう。
長崎街道は国道の左側を斜めに延びていたはずなので、とりあえず3号線に入って2つ目の信号(真鶴二丁目)を左折してみます。
その先はそのまま直進。
交差点が一つありますがそこも直進し、真っ直ぐ進むと変則の交差点に突き当たります。ここを右斜め前に直進すると・・・
左側が法輪寺です。これで長崎街道に復帰しました。
法輪寺を左に見て街道を道なりに150mほど直進すると水かけ地蔵のお堂に到着。
坂本竜馬もここで水をかけたのでしょうか・・・
水かけ地蔵に水をかけ、一休みしたら長崎街道を進みましょう。
この先もひたすら道なりに真っ直ぐです。
高圧線の鉄塔が右に見える箇所の右カーブを抜けたら・・・
すぐ先の交差点を左折します。
さらに道なりに直進すると広めの道路が横切りますが、ここも直進します(セブンイレブンを左に見て直進)。
セブンイレブンのすぐ先が茶屋川橋です。
茶屋川橋の左横には北九州市指定史跡の九州鉄道茶屋町橋梁が保存されています。
橋のたもとに置かれたベンチでプチ休憩。画像は茶屋町橋のそばにあった長崎街道を示すプレート。
茶屋町橋を渡り200mほど街道を直進すると、郵便局のすぐ先に五差路があります。
長崎街道はこの五差路の右斜め前の道なので間違えないように注意が必要。
ちなみにここにも長崎街道を示すプレートが埋め込まれていました。
さらに道なりに進むと長崎街道の案内板が設置されている公園がありました。
この案内板は意外と良くできていて、この先の三条橋や三条の国境石周辺の道順が非常に分かりやすく書かれています。三条橋周辺は旧街道の上に住宅が建てられているため街道を見失いがちなのですが、この案内板を頼りに歩けば迷うこともないでしょう。
長崎街道はその先もひたすら直進です。途中の街道沿いに足の形の像が置かれていました。
昭和6年と彫られているので比較的新しいもののようです。
街道はさらに真っ直ぐです。
さらに道なりに直進すると視界が開け、県道296号線に合流します。ここから眺める川の向こう側の山なみが何となく当時の雰囲気を醸し出している感じがします。
県道の横を流れるのが石櫃側。街道は川の向こう側なのでとりあえず少し先の五条橋を渡ってみますしょう。
・・・と思ったのですが、長くなったので今回の街道旅行はここまで。
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前回の記事はこちら≫ | 【竜馬をゆく】長崎街道 常盤橋から到津口門跡まで |
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街道まっぷ
今回歩いた道順はこんな感じです。
到津口門跡から裁判所および小倉拘置支所まで
裁判所および拘置所裏手から五条橋まで
疲労がたまってきたのかペースが上がらず、今回の所要時間は2時間程度でした。