そして、いよいよ今回から長崎街道の筑前六宿に入ります。
今回は常盤橋から小倉城下の到津口門跡までを歩いてみましょう。
今回の見どころ・・・常盤橋、水準点、明治の黒ポスト、到津口門跡など
【竜馬をゆく】
長崎街道 常盤橋から到津口門跡まで
(筑前六宿)
筑前六宿は長崎街道の起点、常盤橋をスタートし、黒崎宿・木屋瀬宿・飯塚宿・内野宿・山家宿・原田宿と六つの宿場町を通って行きます。
気持ちを新たに、常盤橋を渡りましょう。
橋の右側の船着場跡が復元されています。
橋を渡って2つめの筋の右側に水準点があります。分かりづらいので注意が必要です。
もっとも、四角い箱型をした花崗岩の標石があるはずなのですが、植木に埋もれて見えませんでした。
気を取り直して街道を進みましょう。常盤橋を渡ったらそのまま直進です。
水準点の先の路面で、道路に埋め込まれた長崎街道を示すプレートを見つけました。
こんな感じで長崎街道ではときどき道路に埋め込まれたプレートを目にするのですが、一定の間隔で埋め込まれている訳ではなく、その地区を管轄する自治体によってプレートの種類も異なるため道しるべの代わりにはなりません。「どーせやるんだったら福岡・佐賀・長崎で連携してやれば良いものを・・・」と思わず愚痴りたくなります・・・
再度気を取り直して歩き始めましょう。
この左手あたりが本陣跡のはずなのですが、石碑が見当たらず・・・
代わりに明治時代の郵便ポストを発見しました。もちろん現役らしいです。
しかし、何で目につきにくい黒にしたんでしょう?
明治時代は街や服の色が派手すぎて黒い方が目立っていたんでしょうか・・・
その先も街道を直進し、西小倉駅前の大通りに出たら右折します。
目の前は西小倉駅ですが、駅にはいかずセブンイレブンの手前で左折して横断歩道を渡りましょう。
上の画像の右側にセブンイレブンがあります。
横断歩道を渡ったところにある大門跡の石碑。
セブンイレブン前の横断歩道を渡り終えたら左折し、すぐ右側の路地に入りましょう。長崎街道はこの先しばらくの間カクカクと曲がるのでちょっとややこしいです。
上の画像の奥に見えるのが妙浄寺。妙浄寺の前を左折して直進します。
T字路に突き当たったら提灯屋さんを右に見て右折。
すぐ先の交差点を今度は左折します。
左折して直進すると大通り(国道199号線)にぶつかりますが、国道をまたいで直進します。
その先で街道は若干右斜め前に曲がります。とにかく道なりに直進です。
再度大通りに出ますがここも通りをまたいで直進しましょう。
大通りをまたいで路地に入ったらすぐに左折(画像奥に安国寺が見えますが、長崎街道は安国寺の前は通りません)。
その先のT字路を右折し・・・
すぐ先を左折・・・
その後、長崎街道は心光寺を左に見て道なりに直進します。
その先で県道63号線が横切りますがここも直進。
さらにその先の交差点も直進します。
さらに直進し、都市高速の高架下を直進して横断歩道を渡りましょう。
都市高速高架下の横断歩道を渡ったらすぐに右折して都市高速の下を西に進みます。
そのすぐ先の左側に2つの路地の入口が見えます。この奥の方が長崎街道となっているので左折して路地に入りましょう。
そのすぐ先にローソンがあります。
ローソンの右隣(県道270号線沿い)が今回の最終チェックポイントとなる到津口門跡となっています。
ちなみに、到津口門とは長崎街道の小倉城下の入口(出口)となる門で、先に通った門司口橋と同様、昼夜を問わず開門され、常時数人の藩士が警備にあたっていたらしいです。
長くなったので今回の長崎街道ウォーキング旅行はここまで。
続きはこちら≫ | 【竜馬をゆく】長崎街道 小倉城下の到津口門跡から五条橋まで |
前回の記事はこちら≫ | 【竜馬をゆく】長崎街道 小倉城下の閻魔堂から常盤橋まで |
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街道まっぷ
今回歩いた道順はこんな感じです。
西小倉駅から先のカクカク曲がるところで少し迷子になりましたが今回の所要時間は50分程度でした。
街道ぷっ知識
水準点ってなぁに?
水準点とは、土地の高さを精密に計測するため全国の国道沿いなど2kmごとに設置されている標石のことをいいます。
常盤橋そばの水準点は明治23年に別の場所に設置されていたものが移設されたもので、設置当時のままの姿を残す貴重な文化財となっています。